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犬の呼吸が早い!知っておきたいこと

飼っている犬が普段は落ち着いて呼吸をしているのに今日はなんだか呼吸が早いなぁなんて経験はないでしょうか。
緊張しているときや運動後は呼吸が早くなることはありますが、そういった状況でない場合は何か病気のサインになっている可能性があります。

今回は犬の呼吸が早いと判断する基準や、知っておきたい大事な病気を紹介します。

1: 犬の正常の呼吸回数

犬の正常の呼吸回数はどのくらいかご存知ですか。
犬の場合、毎分10〜35回程度が通常です。特に寝ている時の呼吸回数を見ることは重要で、この際にも呼吸が早い場合は何らかの病気が隠れていることもあります。興奮して一時的に早くなっているのか迷った際は、安静時や寝ている時の呼吸回数を数えてみると良いかもしれません。また、夏場は体温調整のために、少し呼吸が早くなることがあります。

2:犬の呼吸数の測り方

愛犬が安静時(寝ている時など)に、1分間、胸の上下運動の回数を測ります。胸が上下して一回の呼吸とカウントします。10秒間測定して6倍、または15秒間測定して4倍することで、1分間の呼吸数とすることができます。日頃からお家の犬の呼吸数が大体どのくらいかを意識してあげることで、異常にも気付きやすくなるかもしれませんね。

3:犬の呼吸が早い場合に考えられる病気

犬の正常な呼吸の状態がわかった所で、次に犬の呼吸が早い時に考えられる病気をいくつかご紹介します。

・犬の鼻炎
鼻の内部で炎症が起きてしまう病気です。単に風邪のような症状ではおさまらず、重症化してしまうと鼻の内部が腫れてしまい、呼吸をしにくくなってしまいます。
原因としては細菌感染、ウィルス感染、アレルギー、異物、腫瘍などがあげられます。

・短頭種気道症候群/軟口蓋過長症
パグやブルドックなど短頭種に多くみられる病気です。適切な処置を行えば呼吸の苦しさは軽減しますが、呼吸困難な状態が長時間続いてしまうと、体内に十分な酸素が供給されずに危険な状態になってしまうこともあります。

・犬伝染性気管/気管支炎
主に若齢の犬において発症する急性かつ非常に伝染力の強い病気です。犬は苦しそうに前足を突っ張ってハァハァと呼吸をします。ウィルスが原因の場合、ワクチン接種による予防が可能なためワクチン接種はしっかり行いましょう。

・犬の肺炎/肺水腫
肺炎の多くは感染性のものですが、他にも誤嚥してしまった場合でも起こります。症状は気管支炎や鼻炎のときよりも重く、呼吸ができないために倒れてしまうこともあります。

肺水腫は肺の中に水が溜まってしまう病気です。原因はさまざまで何か他の病気によって起こっている場合が多いです。どちらも早めの対応が必要な緊急疾患となるため注意が必要です。

・犬の心疾患
心臓の病気でも呼吸が早くなることがあります。
心臓がうまく働かず、胸や肺の中、お腹の中に水が溜まってしまう場合があります。頑張って肺が膨らもうとしているのに溜まっている水が原因でうまく膨らむことができず苦しい状態が続いてしまうのです。
また、フィラリアの心臓への寄生によっても呼吸が早くなってしまうことがあります。しっかり予防薬を飲んで、対策しましょう。

・犬の熱中症
暑い夏の日に多いのが熱中症です。炎天下での長時間の外出や車の中での待機で起こります。体に熱がこもってしまい、犬は苦しくなり、激しく呼吸しながらぐったりしてしまいます。
緊急的な対応が必要となりますので、夏場、鼻が短くハァハァしやすい犬は特に注意が必要です。

・犬の高所からの転落・交通事故
お腹が痛かったり、足が痛かったり、何か体に痛みがあるときにも呼吸が早くなります。高所からの転落や交通事故は胸やお腹の中での出血、骨折、横隔膜に穴が開いてしまうなどの可能性があります。
放っておくと大変危険ですので早めに獣医師に診てもらいましょう。

ここまで、犬の呼吸が早い場合に考えうる大事な病気をご紹介しました。上記以外にもたくさんの病気があります。呼吸状態の変化は、普段、犬と生活していて気付いてあげやすい症状かと思われます。何か普段と異なるな?そんな時は早めに動物病院で診てもらいましょう。当院は24時間365日夜間でも診療を行っておりますので、いつでもご相談ください。

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