猫のコラム

猫のコラム

新しく猫を迎える ~先住猫との相性~

新しく猫を迎える前に考えるべきこと

おうちに先住猫がいる場合、遊び相手として新しく猫を迎えたいと考える方も多いでしょう。猫は単独行動を好むと言われていますが、気が合う猫同士ではお互いにじゃれあったり毛づくろいしあったりと仲良く過ごします。複数の猫が仲良く過ごす姿はとても微笑ましく、見ているだけで幸せな気持ちにしてくれます。
 
ただ、必ずしも全ての猫が遊び相手を欲しているとは限りません。人と同じように猫の性格は様々で、猫と遊ぶのが好きな猫もいれば、人が大好きで猫より人と一緒にいたい猫、他の猫と過ごすよりも一頭で過ごす時間を好む猫などもいます。まずはおうちの猫ちゃんの性格を把握し、新しい猫を迎えることがその子にとってプラスになるかどうかをよく考えましょう。
 
また、新しく猫を迎えるための環境が整えられるかどうかも、事前に考えるべきです。全ての猫の世話をきちんとする時間や人手の余裕があるか、各猫がストレスなく過ごすための広さを確保できるか、増える医療費やフード代などを支払うことができるか等に関して、家族でよく話し合いましょう。
 

迎える前に必要な準備

猫のいる生活は楽しく素晴らしいものですが、一方で猫は人や他の動物に感染する病気を運んでくる可能性があります。ご自宅に新しい猫を迎える際には、必要な医療処置を済ませてから迎えるのが望ましいです。具体的には、ノミダニの駆除、回虫など消化管に寄生する虫の駆除(もしくは便検査)、混合ワクチン接種等を事前に済ませておくと安心です。おうちに先住猫がいる際には、猫同士で感染する病気である猫エイズおよび猫白血病の検査、生後半年以上のオスとメスを一緒に飼育する際には不妊手術も済ませておくことが望ましいでしょう。
 
また、猫は自身のスペースを大切にする動物であり、狭い空間での多頭飼育は猫にとってストレスとなります。猫たちがのびのびと過ごせる広さを確保し、キャットタワーなどを利用して1人で過ごせる隠れ家を準備してあげましょう。猫トイレの数は「猫の頭数+1個」が望ましいとされており、食餌や給水用の食器も各自のものを用意してあげましょう。

新しく迎える猫の選び方

◇年齢
先住猫とあまり年齢差が大きくない猫を選ぶことをお勧めします。例えば、高齢でのんびり過ごすのを好む先住猫の元にやんちゃな子猫を迎えると、先住猫が疲れてしまうかもしれません。やんちゃな子猫の遊び相手として迎えるならば同じく若く活発な猫を、ある程度の年齢に達した猫と過ごす相手を探すのであれば落ち着いた成猫を迎えると、スムーズに同居できる確率が上がります。
 
子猫は環境適応力が高く、新しい環境に慣れ先住猫と仲良くなるのは成猫よりも子猫の方が早い傾向にあります。成猫同士であっても仲良くなれる可能性は十分にありますが、子猫に比べるとお互いに慣れるまでに時間を要する場合もあるため、長い目で優しく見守ってあげてください。
 
◇性別
一般的には異性同士の方が仲良くなりやすいと言われますが、同性同士でも仲良くなれるケースは多いです。性別よりももともとの性格の方が、相性に大きく影響します。
 
ただし、去勢手術をしていないオスの成猫同士だと激しいケンカをしたり、生後半年以上のオスメス同士だと妊娠の可能性があるため、同居前に不妊手術の実施をお勧めます。
 

先住猫との会わせ方

先住猫にとってご自宅は安心できる自身の縄張りであり、そこに急に新入りの猫が入ってくることは時にストレスとなります。そのため新しい猫と急に会わせると、敵とみなしケンカになることがあります。最初の1週間ほどは別の部屋やケージで過ごさせ、お互いの気配を感じつつも直接には触れ合わないようにし、その後徐々に慣れさせていくと良いでしょう。
 
先住猫が他の猫の気配に慣れ、かつ新しく迎えた猫がご自宅の環境に慣れたら、ケージ越しに対面させてみましょう。何度かケージ越しに会わせ、お互いに興味が出てきたようであれば、直接会わせてみましょう。まずは短時間の対面とし、慣れてきたら徐々に会わせる時間を長くしてください。最初はお互いに威嚇したり猫パンチが出たりするかもしれませんが、それは自然な反応です。怪我をするようなケンカにならなければ、優しく見守ってあげてください。
猫の相性は、実際に会わせてみないとわかりません。可能であれば、新しい猫を迎え入れる際にトライアル期間を設けられると安心です。近年は、ペットショップではなく動物愛護センターや保護団体から新しい猫を迎えるケースが増えています。多くの保護団体は譲渡の際にトライアル期間を設けているため、相談してみると良いでしょう。
 

相性が合わないかな?と思ったら

最初は威嚇しあっていても日にちが経てば仲良くなる場合も多いため、相性が合わなさそうだと感じた場合も、2週間から1か月程見守ってから相性確認をすることをお勧めします。べったりとくっつきあうほど仲良しでなくても、怪我をするほどの喧嘩をする・ストレスにより体調を崩す等がなければ、同じ空間で一緒に過ごしていくことは可能です。その場合は、各々が1匹で落ち着いて過ごせるような居場所を作ってあげましょう。

一緒に過ごさせることで、食欲が減る・下痢や嘔吐が見られる・血尿をする・毛をむしる等の症状が見られるのであれば、ストレスのサインの可能性があります。また、出血するほど激しくケンカをしてしまうのであれば、同じ部屋で過ごさせるのは難しいかもしれません。そうした場合は、部屋やケージを分けて別々で過ごさせるのが良いでしょう。

カテゴリ

ホーム サイトマップ 24時間救急 お電話