犬のコラム

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“なんでもない日”を守るウェルネスの10項目

投稿日 2025.04.02



‟大切な家族“の‟ずっと元気”のために

「うちの子には、ずっと元気でいてほしい」
—これは、ご家族皆様の共通の願いだと思います。

でも、毎日一緒に暮らしていると、
小さな変化に気づくのが意外と難しかったり、
「元気そうだし、まあ大丈夫かな」と見過ごしてしまったり…
そんな経験はありませんか?

実は、病気にならないように、健康を維持するためにできることはたくさんあります。
それが、ウェルネスケアです。

私たちは今、病気を「治す医療」だけでなく、
「病気にならないように守る医療」を大切にしています。

このコラムでは、日々の暮らしの中で気にしておきたい“ウェルネスの10項目”をご紹介します。
どれも、今日からできることばかり。
動物たちとご家族様が、ずっと笑顔で過ごせるように——
小さな気づきやケアが、大きな安心につながりますように。

1.食事と栄養バランス

食事は、医食同源といわれるように、体の“材料”となる大切なエネルギー源。
年齢や体質に合ったごはんを選び、栄養バランスがとれているか、見直してみましょう。

・成長期:骨や筋肉を育てる栄養がしっかり入っている?
・シニア期:消化に負担が少なく、からだに優しい内容?
・食べムラ・食いつきの変化も要チェック!

〇「いつものフードが合っているか?」を確認するための栄養相談もおすすめです。

2.体重と体型の管理

動物にとって体重や体型(ボディコンディションスコア;BCS)は、健康状態を知る“シンプルで大切な指標”です。
毎日の抱っこや見た目で変化に気づいていますか?

・太りすぎ → 関節・内臓への負担が増えます
・痩せすぎ → 栄養吸収力の低下や病気のサインかも

〇月1回の「体重記録習慣」をつけるだけでも、将来の病気を防ぐきっかけに!

※ボディコンディションスコア(BCS)とは?
BCSとは、「ボディ・コンディション・スコア」という言葉の頭文字をとったもので、犬の体型や体の状態を数字であらわす方法です。わかりやすく言うと、「今の体重がちょうどいいかどうかを見た目や手ざわりで調べる方法」です。

犬の健康を守るには、体重だけでなく、体のバランスを見ることもとても大切です。たとえば、同じ体重でも、筋肉がしっかりしている子と、脂肪が多くて重い子では、体の状態が違いますよね。

BCSは、たいてい「1〜5」や「1〜9」のスコアで表されます。
数字が小さいほど「やせすぎ」
真ん中あたりが「ちょうどよい体型」
数字が大きいほど「太りすぎ」

こちらも参考にどうぞ
「BCSについて」

動物たちが元気に長生きするためには、その子に合った適切な体重と体型を保つことがとても大切です。日ごろから、食事の量や運動のしかたを家族で工夫しながら、動物たちの体重や体型を気にかけてあげましょうね。

こちらも参考にどうぞ
「ペットの1日フード量計算」

3.睡眠・休息の質と量

「最近よく眠れていない」「ずっと寝ている」——
その睡眠や休息、ちゃんと“回復”できている眠りでしょうか?

・眠りの質が下がると、免疫力や気力も低下
・落ち着かない・寝場所を探す=痛みや不安のサインかも

〇季節に合った寝床・静かな環境・ルーティンが「良質な休息」を支えます。

4.デンタルケア

動物たちは若年齢から、歯周病のリスクが存在しています。歯やお口の健康は、実は全身の健康と深く関わっているため、ウェルネスケアでは、毎日の口腔ケアを推奨しています。

・口臭や歯ぐきの赤みはありませんか?
・歯がグラグラしている、噛みにくそうな様子は?

〇「噛む=脳への刺激」にもつながります。
歯石の付着度合を病院で定期的にチェックしてみましょう。

5.運動・遊びの時間

ただ歩くだけでなく、“楽しく動く”ことが健康をつくります。
筋肉・関節・心肺機能、そしてストレス発散にも◎

・動きが鈍くなったり、散歩を嫌がるようになっていませんか?
・若い子には刺激を、シニアには無理のない運動を。

〇知育トイやおやつ探し遊びも「遊びながら脳トレ」になります!

6.ストレスと環境のケア

安心できる環境は、心と体の健康を支える土台。
ストレスは、体調や行動の変化となって現れます。

・留守番が長すぎる、騒音が多い、寝場所が落ち着かない…
・最近“隠れる”時間が増えていませんか?

〇「その子にとって快適な空間」を一緒に考えていきましょう。

7.健康診断の習慣

元気そうに見えても、体の中では何かが始まっていることも。
定期的な検査で、“今の健康”と“これからの変化”を知っておくことが予防の第一歩です。

・若い子でも年に1回、シニアは半年に1回が理想的
・血液検査・体重・レントゲンや超音波検査といった画像検査など

〇“病気になってしまう前の段階”から見つけて、治療ではなく「予防」ができる医療を。

8.スキンケア・毛並みチェック

皮膚や被毛は、体の外に現れる「健康のバロメーター」。
毎日のブラッシングやふれあいの中で、小さな異変に気づけます。

・フケ、赤み、かゆみ、脱毛などはありませんか?
・毛づやが悪くなった、触るのを嫌がる、ということは?

〇触れられることに慣れておくのも、いざ病院に行ったときに怖がったり嫌がったりせずに診察を受けられるようになります!

9.予防接種・寄生虫対策

見えない敵から守ることも、健康維持には欠かせません。
地域や生活環境に合った予防を、年間を通して考えていきましょう。

・ワクチン接種のタイミング、逃していませんか?
・ノミ・マダニ・フィラリアの予防・駆除は続けていますか?

〇“うちの子は大丈夫”と思っていても、感染は避けられないこともあります。

10.家族とのコミュニケーション

毎日のふれあいや声かけが、動物たちの安心と自信につながります。
信頼関係が深まることで、健康の変化にも気づきやすくなります。

・気になる行動はありませんか?
・最近、呼んでも反応が鈍い…そんな変化はありませんか?

「うちの子、いつもと違うかも」…その“直感”が命を守るきっかけになることも。

おわりに:10項目は“やさしい習慣”の積み重ね

どれも特別なことではありません。
ただ、「気づく・気にかける・少し変えてみる」
その小さな積み重ねが、大きな健康の差になります。
その積み重ねのお手伝いが、当院の「ウェルネスプログラム」です。

私たち日本動物医療センターの「ウェルネスプログラム」では、年間を通して主にこれらの項目をサポートしています。
どうぞお気軽にご相談くださいね。

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