犬のコラム

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犬は夢を見るの?その理由と安心できる睡眠環境づくり

投稿日 2025.04.02

犬と暮らすご家族にとって、愛犬が眠っている姿を見て、「この子、夢を見ているのかな?」と考えたことがある方も多いのではないでしょうか。寝ている間に足を動かしたり、顔をピクピクさせたりする様子を目にして、「けいれんなのではと心配になって」とご相談いただくこともあります。

夢を見るメカニズム 〜人間と犬の共通点〜

夢を見るためには、脳が「レム睡眠」と呼ばれる睡眠段階に入ることが必要です。レム睡眠は、人間の睡眠サイクルの一部で、脳が活発に活動している一方で、体の筋肉が弛緩している状態を指します。このとき、私たち人間は多くの夢を見ます。

犬の脳は人間と非常によく似た睡眠パターンを持っており、特にレム睡眠中に記憶の再構築や整理が行われるとされています。このプロセスにより、夢を見ているだろうと考えられています。

犬はどんな夢を見るのか?

では、犬が夢で何を見ているのかについてはどうでしょうか?直接的に確かめることは難しいですが、多くの科学者は、犬が夢で日常生活の経験を再体験している可能性が高いと推測しています。

例えば:
– 散歩の記憶:お気に入りの公園で遊んだ出来事
– 家族との時間:ご家族と一緒に過ごした楽しいひととき
– 食事や遊び:おやつをもらった瞬間やお気に入りのおもちゃで遊ぶ時間

また、夢の内容は犬の性格や経験に大きく影響されるとも言われています。狩猟犬種の場合、走る夢を見ることが多いかもしれませんし、小型犬の場合は、日常的な家族との交流が夢に現れるかもしれません。

夢を見ているサイン

眠っている犬が以下のような行動を取る場合、夢を見ている可能性があります。

1. 足を動かす:走るような動きをする
2. 顔の筋肉が動く:口元や目元がピクピク動く
3. 音を出す:小さな鳴き声や唸り声を出す

これらの動きはレム睡眠中に起こるもので、夢を見ている証拠と考えられます。

一方、眠っているときとは別に、上記のような症状を見せる場合は、てんかんなどの神経疾患のサインの可能性もあります。うまく眠れない場合も、睡眠に影響を与える疾患が隠れているかもしれません。違和感を感じる場合は、様子を動画などに収め、動物病院に相談してみましょう。

犬が夢を見ること

夢を見ることは、脳が健康で正常に機能していることを示すサインでもあり、夢の中で経験を再構築することで、記憶の整理や感情の処理が行われ、ストレスの軽減や学習の定着に寄与していると考えられます。犬において、睡眠の時間や質と行動学的な関係性の研究もなされています。

犬が安心して夢を見ることができる環境を整えることは、単に快適な睡眠を提供するだけでなく、心身の健康を守る上で重要な要素と思われます。

愛犬のための安心できる睡眠環境づくり

犬がしっかりと夢を見て、健やかに過ごすためには、「安心して眠れる環境」を整えることがとても大切です。以下のポイントを参考にしてみてください。

静かで落ち着いた寝場所を用意しましょう
テレビや話し声、スマートフォンの通知音など、夜間の騒音は眠りを妨げることがあります。「家族の気配を感じられつつも、落ち着いた場所」にベッドを置いてあげるのが理想的です。

自分のニオイがする寝具を使う
犬はニオイに安心感を覚える動物です。使い慣れた毛布や、飼い主さんの衣類をそばに置いてあげると、より安心して眠りにつきやすくなります。

寝る前のリズムを整える
毎晩決まった時間に照明を落とし、声のトーンを静かにするなど、“そろそろ寝る時間”という合図を取り入れると、犬も自然にリラックスモードに入れます。

日中の適度な運動とスキンシップ
体を動かし、心も満たされた状態で眠ることが、質の高い睡眠につながるといわれています。お散歩やおもちゃ遊び、アイコンタクトも大切な時間です。

室温・湿度管理も忘れずに
暑すぎたり寒すぎたりすると、眠りが浅くなったり体調を崩したりすることもあります。快適な温度と湿度を保つよう工夫してあげましょう。

さいごに

犬が夢を見る可能性は非常に高いことがわかっています。人間と同じように日常生活の経験を夢の中で振り返るのだと考えると、愛犬の寝顔がさらに愛おしく感じられるかもしれません。

当院では、動物たちの健康寿命を意識した「ウェルネス」の診察も行っております。生活や健康にかかわる様々なご相談も受け付けておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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