うさぎの寿命
うさぎを家族としてお迎えするにあたり、気になることのひとつが寿命ではないでしょうか。大事な家族と少しでも長く一緒に過ごせるように、寿命や年齢についての知識や飼育のポイントなどを押さておきましょう。
一般家庭で飼育されるうさぎの寿命はおよそ5〜10年、平均すると8年ほどです。最近では、犬猫と同様、うさぎを家族に迎え入れる家庭が増えたことにより適切な飼育方法が普及したため、平均寿命を大幅に超えた10歳以上のご長寿うさぎも増えてきました。
うさぎの年齢▶︎人間の年齢
1ヶ月▶︎2歳
2ヶ月▶︎5歳
6ヶ月▶︎13歳
1歳▶︎20歳
3歳▶︎34歳
5歳▶︎46歳
10歳▶︎76歳
このように、人間にとっての一年とうさぎにとっての一年はスピードが全然違います。気づいたらあっという間に飼い主の年齢を超えてしまうのです。
○成長期(0~1歳)
最も大きな変化を迎える時期。
自我が芽生え始め、自分は飼い主より上の立場と示すようにマウンティング行動をしたり、自分の縄張りを広げようといろいろな場所で排泄をしたりします。
○若年期(1~3歳)
人にも慣れ好奇心旺盛に遊びまわる時期。
精神的にも比較的落ち着き、成長期には気性が荒く噛み癖がついていた子も、この頃には落ち着いてきます。アルファルファは結石症の原因となるカルシウムを多く含むため、若年期にはイネ科のチモシーに替えていきましょう。
○中年期(4~6歳)
この時期は、人間でもまさに中年と呼ばれる頃にあたり、特に体調の大きな変化や病気にかかるケースが多い時期です。運動量が減り、代謝が落ちるため、ご家族の体調管理がとても大事になってきます。腸内環境の整備や関節炎の予防のため、市販のシニア向けサプリも選択肢のひとつです。食事内容を考え直したり、動物病院での定期的な健康診断をしたりすることをお勧めします。
○高齢期(7歳以上)
今まで出来ていたことがだんだんと出来なくなってくる様子が目に見える形で現れ始めます。運動量低下による脂肪がついたり、筋肉の低下、寝ている時間が長くなったりすると言われています。これまで飛び越えていた障害物にぶつかったり、足が滑りやすく転んでしまったりするため、部屋のレイアウトの再考や床材の選択はかなり重要です。
若年期にはしっかりと遊べるスペースを用意してあげましょう。
逆に高齢期は上記にも示した通り、筋肉の低下から足腰が弱くなるため、段差をなくすなどの環境整備が必要です。
また、トイレやすのこの汚れは病気の原因にもなるため、毎日の掃除をしっかりと行い、清潔を保ちながら環境を整えてあげましょう。
うさぎが安心して暮らせるために、ご家族との信頼関係は必要不可欠です。毎日のお世話は勿論のこと、病状の進行がはやいと言われるうさぎは、体調不良にいち早く気付いてあげることが重要です。
毎日、抱っこやブラッシングなどのスキンシップをはかっておくことで、病気の時もうさぎ自身にストレスをかけずに検査や治療を行えることをぜひ覚えておいてください。
ここ数年、寿命が長くなってきたと言われているうさぎの寿命。それでも、私たち人間と比較すると短く尊い10年前後の時間です。1日1日を楽しく、健やかに生きていけるよう、日々寄り添いながら過ごしてあげてください。
『うちのうさぎのきもちがわかる本』
『かわいいうさぎ 品種カタログ&飼い方』参照
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