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詳しくなろう!犬の混合ワクチンについて
投稿日 2020.03.03
最終更新日 2020.03.03
「そろそろワクチンの時期かな」と、予防をしっかり行っていただいているワンちゃんとそのご家族のみなさま、 狂犬病のワクチンの接種は法律で義務づけられています。 一方混合ワクチンは任意接種ですが、どんな内容で、ご自宅のワンちゃんに必要な予防はどれか、ご存知でしょうか? 今回は混合ワクチンで予防することができる感染症に関して簡単にご紹介させていただきます。(ワクチンに含まれるコロナウイルスと新型コロナウイルスについての現在の見解もお伝えします)
・ジステンパーウィルス感染症 生後1年未満の子犬に多い病気で消化器症状(嘔吐、下痢)や呼吸器症状(咳、くしゃみ)、食欲不振や発熱が起こります。ジステンパーウィルスが神経系に侵入すると脳脊髄炎を起こして麻痺や痙攣の症状もおきます。感染している犬の眼ヤニ、鼻汁、唾液、尿、便に接触して感染します。また、咳やくしゃみで空中に飛散したウィルスを吸い込んで感染することもあります。 初期症状は軽いと言われていますが、抵抗力の弱い子犬や老犬は二次的な細菌感染も起こりやすく、結果として重篤な症状を引き起こし死に至る場合もある怖い感染症です。 ・パルボウィルス感染症 『腸炎型』と『心筋炎型』の2種類に分けられます。 一般的に多い『腸炎型』は元気消失、嘔吐、トマトジュースのような血下痢、発熱の症状が出ます。 『心筋炎型』は嘔吐、不整脈、呼吸困難が起きて突然死するケースが多いです。 感染している犬の便や嘔吐物、汚染された食器に接触して感染します。また、汚染物に触れた手指や衣類などからも感染します。パルボウィルスは自然界で1年間生きると言われていて生存力も強く、また感染力もとても強いウィルスです。 ・犬アデノウィルスⅡ型感染症 呼吸器症状(咳やくしゃみ)の症状が出ます。 犬伝染性肝炎同様、感染している犬の眼ヤニ、鼻汁、尿、便からの経口感染と咳やくしゃみ、鼻汁などの飛沫物から感染します。単独での病原性は弱く、他のウィルスや細菌との混合感染により症状は重症化し肺炎を引き起こすことがあります。 ・パラインフルエンザ感染症 呼吸器症状(咳、鼻汁)の症状が出ます。 アデノウィルスや細菌との混合感染により、『ケンネルコフ』という感染症を引き起こします。 感染している犬の咳やくしゃみなどの飛沫物によって感染します。ペットショップからの移動後の子犬や免疫力の低下した症例での発症が多いとされています。 ・犬コロナウィルス感染症 成犬の場合、感染しても症状を示さず感染が症状に出ない状態(不顕性感染)になることもありますが抵抗力の少ない子犬に感染すると主に消化器症状(嘔吐、下痢)が出ます。感染している犬の便や嘔吐物を舐めたり、それらに汚染された食器から経口感染します。 ※人での感染が大きく取り上げられている新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ですが、東京都獣医師会ではホームページで情報をお伝えしています。 https://www.tvma.or.jp/ ・レプトスピラ感染症 レプトスピラという細菌によって感染し、人にも感染する人畜共通感染症です。 感染しているネズミや犬、猫の尿、尿に汚染された水たまり、土等に触れて感染します。 大きく『不顕性型』『出血型』『黄疸型』の三つに分けられます。 不顕性型・・・特に症状が現れないまま経過して自然治癒します。 出血型・・・腎炎、出血性胃腸炎、潰瘍性口内炎を起こし発熱、充血、血便、下痢などの症状を引き起こします。 黄疸型・・・黄疸、高熱、震え、痙攣、出血の症状が出ます。
混合ワクチンには『コアワクチン』と『ノンコアワクチン』とがあります。 ・コアワクチン(感染力や病原性が強いウイルス感染症を予防するもので、積極的な接種が勧められているワクチン) ジステンパーウィルス感染症・パルボウィルス感染症・犬伝染性肝炎 ・ノンコアワクチン(生活環境によって接種が勧められるワクチン) 犬アデノウィルスⅡ型感染症・パラインフルエンザ感染症・犬コロナウィルス感染症・レプトスピラ感染症 ワクチンの種類はご自宅のワンちゃんの生活環境に合わせてより良いものを選んでいきましょう。 また当院では、ワクチン接種を含む各種予防医療、健康診断を提案するパッケージプラン「ウェルネスプログラム」を提供しています。 予防医療・健康診断などを通じて、皆様と定期的にお会いする機会を持つ事でワンちゃんに関する様々なご相談をいただける環境づくりを目指しております。 ご質問等ございましたら、お気軽に当院までご連絡ください。
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