「うさんぽ」とはなにか
投稿日 2017.11.20
最終更新日 2017.11.20
最近ではうさぎをご家族に迎える方も増えて、様々なうさぎとの付き合い方が出てきています。その中でよく耳にするようになった「うさんぽ」という言葉。この言葉を聞いたことはあるでしょうか。「うさんぽ」とは、犬のようにうさぎを連れて外をお散歩することを言います。ここでは、この「うさんぽ」についてその注意点も含めてお話したいと思います。
室内飼では自然の中で動き回れる機会はないので、うさぎにとって良い気分転換になり、また、様々な刺激を受けてそれに慣れていくことで、環境の変化に順応しやすくなると考えられます。外の世界に慣れることで、「犬が吠えていても大丈夫」「病院なんて平気」っていううさぎもいるかもしれません。
まずはうさぎと十分にコミュニケーションが取れていることが重要です。特になにかあったときにうさぎを守るために抱っこができることは必須条件です。
そして「うさんぽ」には「ハーネス(胴輪)」が必要です。
うさぎは臆病な動物なので外に出た際、物音などにびっくりして急に走り出してしまうこともあります。うさぎの行動をコントロールし、危険な状況からすぐに守るためにもハーネスは大切ですが、慣れないと逆にけがをしてしまうかもしれません。「うさんぽ」の前に家の中で時々ハーネスをつける練習をすることで、うさぎに慣れさせておく事をおすすめします。
外出に慣れていないうさぎには、外の世界のすべての刺激がストレスになってしまう可能性もあります。パニックになって最悪の場合、大けがをしてしまう事もありますので注意が必要です。キャリーバッグに入れての散歩で少しずつ外の世界のにおいや音に慣らし、様子をみながらバッグの外に出してあげましょう。そして、「うさんぽ」をさせたいからと、決して無理はしないでください。うさぎによっては「うさんぽ」ができない子もいるのです。
また、場所にも注意が必要です。公園での「うさんぽ」の場合、そこに生えている草を食べることがあります。公園の草や花には農薬が散布されていることが多いので、食べるとうさぎの体に悪影響を与えてしまうことがあります。うさぎの体を守るためにも、自生している草などはできるだけ食べさせないように注意しましょう。また、うさぎにも食べたら中毒になるものが落ちていることもあります。拾い食いしないように見張る事も大切です。
また、草が生えている場所でノミやダニがくっつくこともあります。帰宅後はブラッシングをし、体をきれいにしてあげて、それでも気になるようであれば病院に相談しましょう。
ほかの動物にも気を付けなければなりません。犬や猫がいる場所は避け、カラスなどの野鳥にも気をつけてそばを離れないでください。
最近では「うさんぽ会」なども増えてうさぎの飼い主様同士の交流会などの機会も出てきました。そこで飼い主さん同士が交流を持つことによって、情報交換ができ、よりうさぎにとって良い環境づくりや、助け合いができるというのもいいことだと思います。
ただ、「うさんぽ」はペットとしてのうさぎの生活に絶対必要というものではありません。それぞれのうさぎの体質や性格をよく理解し、危険性も知ったうえで無理はしないであげてください。
グループ病院一覧
日本動物医療センター
東京都渋谷区本町6-22-3
03-3378-3366
JAMC(日本動物医療センター)グループの基幹病院です。先進医療、365日24時間対応。24時間体制での治療・看護。CT完備。毎週水曜日は休診(救急は常時受け入れます)。
当院は年中無休で24時間救急診療に対応しています。
ご家族様と動物たちへ「常に安心」をお届けします。
日本動物医療センターグループ本院
東京都渋谷区本町6-22-3
(新宿駅から二駅の幡ヶ谷駅から徒歩7分)
通常電話受付:9:00〜20:00(水曜日休診)
対応:i-pet損害保険、アニコム損保、ペット&ファミリー少額短期保険。各種クレジットカード
Japan Animal Medical Center 6-22-3 Honmachi Shibuya-ku, Tokyo
(c) JAPAN ANIMAL MEDICAL CENTER All Rights Reserved.