猫の失明② ~眼が見えなくなってしまったときの対処法
猫の眼が見えなくなってしまう原因は、加齢や眼の病気、ケガだけでなく全身の病気であることがあります。
「眼が見えていないかも?」をそのままにせず、一度病院を受診して、血液検査や尿検査などの全身の検査を実施することをお勧めします。健康に暮らせるように、必要な治療があればすすめていきましょう。
また、眼が見えなくなっても活発に楽しく暮らせるように下記の点に注意して、猫の生活をサポートしていきましょう。
多くの場合、ごはんとお水のお皿を起点にして場所を把握していることが多いようです。食事とお水の皿をラグの上に置くようにすると、ラグが足に触れる感覚で、食事やお水の皿の位置がわかるようになります。
トイレまでの道もわかりやすいようにサインを置いてあげましょう。
高いキャットタワーなどはケガの原因になる可能性があります。
お風呂、階段やバルコニー、家具の隙間に衝立やバリアを置きましょう。家具にも、ぶつかってもいたくないようにカバーをつけましょう。
名前を呼んだり声をかけながら、さわったり撫でるようにしてあげましょう。
見えないことで怖がりになっている場合、ドアを急にしめたり大きな音を立てると、びっくりさせてしまうことがあります。部屋の出入りをするときにハミングしたり歌いかけてあげることで存在を教えてあげましょう。ドアに小さな鈴をつけてあげてもいいと思います。
においの強いおやつをあげることで嗅覚を刺激してあげましょう。
外に行くのが好きな子はリードや胴輪をつけることに慣らして外出したり、家の中で安全に日向ぼっこができる場所をつくってあげましょう。
音の出るおもちゃなど、聴覚を利用して遊びましょう。
眼が見えなくても、一緒に楽しめることはたくさんあります。
家族にとっても不安なことも多いと思いますが、ご家族が楽しくくつろいで過ごしてくれることが、猫たちにとっても嬉しく安心できることだと思います。
こちらも合わせてご覧ください。
猫の失明① ~眼が見えなくなってしまう原因とは
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