症例紹介

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アレルギー性皮膚炎とは

投稿日 2025.07.17

アレルギー性皮膚炎とは

 

アレルギーは正常な個体であれば反応しないものにまで、体が過敏に反応し、皮膚に炎症や痒みを引き起こす疾患です。
アレルギー性皮膚炎は、ハウスダスト、植物や化学物質などの環境アレルゲンに起因する「アトピー性皮膚炎」と食物アレルゲンに起因する「食物アレルギー」が一般的です。
他に、寄生虫であるノミがアレルゲンとなる「ノミアレルギー」もあります。
アレルゲンによって治療法は異なりますが、痒みが出た場合は、まずは「ノミアレルギー」の除外も含む治療として駆虫薬を使用します。
他に痒みを誘起する原因がないか探すべく、皮膚検査、血液検査や除去食試験などの検査を行い、診断をつけます。

「アトピー性皮膚炎」の治療は痒み、炎症を抑える対症療法と、皮膚のバリアー機能を改善を目的としたシャンプー療法、サプリメントや保湿剤になります。
また、アレルギーの原因物質(抗原)を少しずつ投与し、抗原に慣らすといった減感作療法もあります。
「食物アレルギー」の治療は痒みや炎症に対する治療をしつつ、アレルゲンとなる食品を避けた食事療法が治療になります。

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