うさぎ専用のお部屋をご紹介 ―写真で院内ツアー
投稿日 2025.09.16
今回は「院内ツアー」と題して、普段は見られない日本動物医療センター「うさぎ診察」の裏側まで細かくご紹介いたします。
うさぎは繊細な子が多く、音や匂いに非常に敏感なため、少しでもリラックス出来るように、他の動物とは離れてお待ちいただけるよう場所を分けています。3階の「猫うさぎ専用待合室」では、「うさぎのご家族様専用席」にかわいい目印をご用意しました。
犬猫診察室では、主に診察台の上で身体チェックを行いますが、うさぎの場合は、落下事故防止のために床の上で診察を行います。そのため、診察室内のものはすべて高さの低い設計となっており、うさぎの安全を確保しながら診察を進めることができます。
うさぎが少しでもリラックスできるように、待合室と同様、入院室も他の動物のお部屋とは離れた場所に位置しています。うさぎの生態を考慮し、消化管の動きを悪化させる要因となる冷えを防ぐため、一つ一つのお部屋には床暖房が完備されています。また、入院室の扉でケガをすることのないよう、一番下の段を細目格子に特注したものを使用しています。
入院になった際には、うさぎ専用の基本チェック項目(モニター表)があり、
・活動性の有無、腹部が張っていないかの確認
・食欲(ペレット何g・食べた牧草の種類など)
・排泄チェック(サイズや形状・便数は一つ一つ手に取り数えています)
などを最低でも1日4回記録し、カルテに記載します。
病態により、猫入院室側のICU(集中治療室)での看護になるケースもありますが、環境ストレスには細心の注意を払いながら、管理を行っています。ICUの酸素ユニットでは、酸素化だけでなく、細かい室温調整ができるため、体温維持の難しい症例などで、必要に応じて入院室の移動をすることがあります。また、個々の病態に合わせて、細かいバイタルモニター(呼吸数や血圧測定など)を取ることがあります。
当院では、うさぎのためのより良い環境づくりと共に、今後も多くのうさぎを元気にお家に帰してあげられるよう、日々努力と工夫を重ね、サービスの向上に努めてまいります。
入院や通院に際して、ご不安なことがありましたら、お気軽にスタッフまでご相談ください。
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