犬のコラム

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犬が交通事故に遭ってしまった!

  • 病気

 
お散歩をしていて、道路に飛び出してしまった!車にぶつかってしまった!
ここでは、万が一愛犬が交通事故に遭ってしまったときの対応と、事故から守ってあげるために今からすぐできる予防策をお伝えします。

1、もし交通事故に遭ってしまったら?確認すべきこと

万が一自分の大切な愛犬が交通事故に遭ってしまった場合、すぐに動物病院へ連絡するとともに、可能な限り以下のことを確認しておきましょう。
 
犬の状態
➀意識の確認:声をかければ反応するか 目線が合うか
②呼吸状態:(いつもと比べて)速い、深い、舌の色がおかしいなどの異常はあるか
③体の状態:自分で体を動かせるか、立ち上がれるか、足を引きずったり挙げていたりしていないか
④外傷:見た目の怪我がどこにあるか、出血しているか、痛みがあるか(頭部の怪我があるか)
 
状況の確認
➀なにとぶつかったのか(車、バイク、自転車等)
②どの向きでぶつかったのか(身体の左側から等、頭をぶつけている可能性はあるのか等)
 

2、動物病院へ向かう時の注意事項

➀自分で動けない場合
無理に動かすと危険な状態になっていることもあります。病院の指示を受けて注意深く移動させてください
 
②自分で動ける場合
怪我による痛みがある場合、パニックになって暴れてしまうことがあります。身体に触る、抱っこをするときには十分気をつけ(咬まれないように上着やタオルでそっと包み込んであげましょう)、痛みがある場合はその部分を動物病院スタッフに伝え、指示を受けてください。

3、交通事故はいつ多いのか?

交通事故は6~10月の初夏~秋にかけて件数が増える傾向にありました。(2016~2017年 当院調べ)
これは、夏は日中暑いため、涼しくなった夜に散歩をしている家庭が多くあることが挙げられます。そのため、暗くみえづらい中での散歩中に交通事故が起こりやすくなっていると考えられます。

4、通事故に遭わないために気をつけること

交通事故にあってしまった犬の原因として、
・リード(手綱)を手放してしまった、つけていなかった
・首輪が外れてしまった
・リーシュコード(伸びるタイプのリード)の操作ミスや故障
といったものがあげられます。
 
愛犬が道路に飛び出てしまう危険以外にも、他の犬から攻撃される、他の犬や人を傷つけてしまうなど思わぬ事故につながりますので、必ず確実な保定具を付けるよう心がけましょう。特に夕方から夜の時間帯に散歩する際は、リード部分が伸びないタイプにして犬との距離が把握できる方が安心です。また、首輪は緩すぎないものやハーネス(胴輪)に変更する等検討しましょう。その他にも、犬の散歩をしていることがわかりやすいように懐中電灯をもつ・運転手からよくわかるよう犬の首輪に反射板や点滅ライトを付ける・車が多い大通りなどは避ける等工夫しましょう。どんな場合でも事故に遭ってしまうと命に関わってきます。大切な家族を危険から守るためにも、対策ができることはきちんと行っていきましょう。

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日本動物医療センター

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