症例紹介

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【循環器科】 心膜腫瘍からの心タンポナーデ

投稿日 2025.10.01

最終更新日 2025.10.01

お腹の膨らみを主訴に来院されました。腹水貯留を認め、精査を行ったところ心タンポナーデを認めました。心タンポナーデの右心不全による腹水貯留と診断し、心膜液抜去を行っております。心臓超音波検査で心膜液貯留以外の異常所見を認めなかったため特発性心膜液貯留を疑いました。その後も心タンポナーデを繰り返し、再度心臓超音波検査を実施したところ心膜発生の腫瘤性病変を認めました。心膜腫瘍からの心膜液貯留と診断しました。今後も症状を繰り返す可能性もあったことから、胸腔鏡による心膜切除術を行いました。その後はご自宅で胸腔ドレーンにて管理を行っていただき、家での時間をゆっくり過ごせたとのことでした。

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