ペットと防災①【猫とあなたのセルフメイドの避難計画】 ~1準備編~
災害が起こったその時、あなたはどこにいますか?あなたの猫は一緒にいますか?
災害対策と一言で言っても、住んでいる場所も仕事も家族もお隣さんも飼っている動物も千差万別ですよね。災害を想定して、ご自身の生活に沿った避難計画をたててみましょう。
地域に河川や山、その他、危険な場所は近くにありませんか? 身の回りで起こりうる被害の程度や範囲を地図化したハザードマップは、国土交通省や自治体のホームページで確認できます。お住まいの地域の危険度を確認してみましょう。
家屋の倒壊の危険はありませんか?
1981年以降の建築物は、耐震基準によって最低でも震度6-7の地震に耐えられとされています。耐震等級は1-3と制定されていて、等級3では1.5倍の耐震性が確認されています。また、マンションでは、揺れを逃がす制振構造や地面の揺れに共振しない免振構造をとっていることが多いです。老朽化の不安などがあるようでしたら耐震診断を受けましょう。自治体で補助が出ることもあります。
家具の倒壊・ガラスの飛散のリスクはありませんか?
対策が足りていないところはありませんか?家具の固定のためのグッズに自治体の補助金がいただける場合もあります。二次災害を防ぐために、ガスの元栓の位置、電気ブレーカーの位置も確認しておきましょう
愛猫がいつも寝ている場所には危険はありませんか?
ものが落ちてきたり、倒れてきたりする心配はありませんか?安心して過ごせる場所を選び、作ってあげましょう。
脱走のリスクはありませんか?
万が一に備え、首輪や迷子札、マイクロチップの装着を確認しておきましょう。(2022年6月マイクロチップ装着は義務化されます)
捜索をする際に大事な情報になる、愛猫の特徴がわかる写真を携帯しておきましょう。
過去の大規模地震の発生後、ライフラインが復活するには1か月近くかかっています。また、人の支援物資に比べてペットフードの支援は遅くなりますし、療法食や薬は更に手に入りにくくなる可能性があります。水や食料品は「ローリングストック」法で1か月ほど多めに用意しておきましょう。「ローリングストック法」とは日用品を多めに買いおき、使ったら買い足して補充して、常に一定量が家に備蓄されるようにする方法です。ミネラルウォーターは猫で尿路結石のリスクが高まるとされています。水道水を汲み置くか、ミネラル分の少ない軟水を用意しておきましょう。持病がある場合は、常備薬も常に1か月ほど手元に確保しておきましょう。
災害時にご自宅にいる場合もあれば、お仕事などで外出している場合もありますよね。外出先から帰宅できないとき、お留守番中の猫は家で十分に水を飲むことはできますか?一人暮らしの場合、どなたか自宅に猫がいることを知っていますか?お世話を頼める人はいますか?
町内会やマンションの自治会にも参加し、防災訓練などを通じて、災害時にお互いに助け合えるようにしておくと安心ですよね。
「携帯用防災カード」身近な人の連絡先や避難所の場所と一緒に、愛猫の情報を控えて持ち歩きましょう。かかりつけの病院もわかるようにしておくと、より安心でしょう。また、「レスキューステッカー」などの目印を玄関や窓に貼ったり、捜索をする際に大事な情報になる愛犬の特徴がわかる写真も携帯しておきましょう。
災害時は、様々なことが起きるでしょう。準備はしすぎることはありません。ご自身の状況に置き換えて、シミュレーションしてみましょう。
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