画像診断科

画像診断科のご案内

「見えないものを“見える”形に――確かな診断と治療のために。」
当院の画像診断科では、2018年から本格稼働しているCTをはじめ、X線検査(レントゲン)・超音波検査など、各種画像検査の実施および読影を行っています。

当科は、必要な画像情報を「安全に、正確に、そして最大限活かせる形で提供すること」を使命としています。
検査時の安全管理、撮影技術の向上、解析力の強化に日々取り組み、必要に応じて外部の画像診断医とも連携しています。

症例によっては複数の検査を組み合わせた多角的な評価を行い、腫瘍・外傷・内臓疾患・整形外科疾患など幅広い領域をサポートします。
また、24時間体制の救急医療や集中治療科とも連携し、緊急症例にも迅速に対応します。

検査ごとの特徴と得られる情報

〇 超音波検査とは

超音波検査(エコー検査)は、体に超音波をあてて、その反射波を画像化する方法です。**痛みや放射線被ばくがなく、動物への負担が少ない検査**で、リアルタイムに臓器の動きも観察できます。妊娠診断や循環器疾患の評価にもよく用いられます。

超音波検査でわかること
  • 心臓の動きや弁の状態(心臓エコー)
  • 腹腔内臓器(肝臓・腎臓・脾臓・膀胱など)の形態や内部構造
  • 腫瘍や結石、炎症の有無
  • 胸水・腹水などの液体貯留
  • 妊娠診断や胎児の発育確認
  • 生検や穿刺のガイド(針の位置をリアルタイムで確認可能)
〇 レントゲン検査(X線検査)とは

X線を使って体の内部を画像化する方法で、骨や臓器の位置・形態を短時間で確認できる検査です。動物への負担が少なく、全身状態の概要を把握するための初期検査として広く用いられます。

レントゲン検査でわかること
  • 骨折や脱臼など骨格の異常
  • 胸部(肺・心臓)の形態や異常
  • 腹腔内の臓器の位置や大きさの変化
  • 結石や金属異物の有無
  • 胸水・腹水・ガスの有無
  • 化管や尿路といった管腔構造物の閉塞・拡張などの評価(造影をすることもあります)
〇 CT検査とは

CT(コンピュータ断層撮影)は、体を輪切りにしたような断面画像を得られる検査で、複数の断面を組み合わせて立体的に表示することもできます。骨や臓器の内部構造を詳しく確認でき、レントゲンでは見えにくい部位や異常も把握可能です。造影剤を使うことで血流の多い組織や腫瘍の広がりも評価できます。

CT検査でわかること
  • 骨や関節の詳細な形態(骨折・脱臼・関節異常など)
  • 腫瘍の位置・大きさ・広がり(転移の有無も含む)
  • 鼻腔・副鼻腔・耳の奥などの評価
  • 胸腔内や腹腔内の臓器構造の立体的把握
  • 血管造影による炎症組織や腫瘍組織などの評価
  • 手術計画のための精密な三次元画像作成

検査の流れ

〇 超音波検査(無麻酔で行える検査)
  • 検査部位や目的を確認し、必要に応じて毛刈りを行います。
  • 動物をやさしく保定し、アルコールやゼリーを塗布します。
  • プローブをあてて臓器や血流をリアルタイムで観察します。
  • 撮影画像や動画をもとに担当獣医師が結果をご説明します
〇 レントゲン検査(無麻酔で行える検査)
  • 撮影部位や枚数を決定します
  • 複数方向から撮影します。(必要に応じて鎮静を行います)
  • 担当獣医師が結果をご説明します。
〇 CT検査(麻酔が必要な検査)
  • 必要性の判断
    担当獣医師がCT検査が必要かどうかを診察・検討します。
  • 予約
    必要性が確認されたら、検査日を予約します。
  • 麻酔前検査(検査日の1週間以内)
    麻酔前検査(血液検査・レントゲン検査・心臓超音波など)を行い、麻酔を安全にかけられるかを確認します。
  • 前日の食事制限
    原則として検査前日の夜9時以降は食事を控えていただきます。
    (動物種や疾患によって異なる場合がありますので、必ず事前に獣医師の指示をお守りください)
  • 検査当日
    麻酔を導入し、必要な部位を多方向から撮影します。造影剤を使用する場合もあります。
  • 覚醒・回復
    麻酔から覚めるまでスタッフが付き添い、安全を確認してからお返しします。
  • 画像解析と説明
    画像診断科で解析し、担当獣医師が結果をご説明します。説明が後日になることもあります。
【画像検査を受ける際の注意事項】
  • CT検査は完全予約制で行います。
  • 腫瘍の位置・大きさ・広がり(転移の有無も含む)
  • CT検査前日は原則として夜9時以降の食事を控えてください(水は可。ただし指示がある場合は従ってください)。
  • 超音波検査やレントゲン検査は多くの場合予約不要ですが、症例や検査部位によっては絶食や毛刈り、鎮静が必要になることがあります。
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