集中治療科

集中治療科のご案内

救命処置や重症管理が必要な動物たちに、24時間体制で最善の医療を。
集中治療科では、重篤な状態の患者に対して、特別な設備と体制で管理を行っています。

当院には、犬・猫それぞれのICU(集中治療室)があり、各フロアには急な容体変化に対応できる「緊急処置室」を設けています。
夜間診療・24時間看護体制との密接な連携のもと、命を守る医療を止めることなく提供し続けています。

症状の背景が複雑だったり、診断が確定していない段階でも、
「なにかおかしい」「これは重いかもしれない」と感じたときには、ためらわずご相談ください。

スタッフは、外部セミナーや研修で得た知識や技術を院内で共有し、
常に最新の集中治療が提供できるよう、体制を整えています。

重症だからこそ、見守るだけではなく、手を差し伸べられる医療を。
私たちは、動物とご家族のそばで、命と向き合い、安心を届ける集中治療を行っています。

対応する主な症例・治療例

■ 挿管による人工呼吸管理

重度の肺水腫や肺炎などにおいて、酸素室での管理だけでは対処困難な場合があります。その場合、気管チューブを挿入(気管挿管)して人工呼吸器で呼吸管理を行い、動物の呼吸・循環動態の安定化を図ります。
初療室にある人工呼吸器を用いて行うため、入院室ではなく初療室での入院管理になります。こまめな状態把握が必要になるので、常に獣医師や愛玩動物看護師によるモニタリングを行い、治療の微調整を行っていきます。

■ 敗血症・重度感染症

感染が全身に広がることで、体温・血圧・呼吸などのバランスが大きく崩れ、命にかかわる状態になることがあります。こうした症例には、抗菌薬の投与や点滴管理、循環の安定化を目的とした治療を行い、体の状態を落ち着かせることを目指します。

■ 急性腎障害(AKI)や尿道閉塞

急激な腎機能の低下による中毒症状や電解質異常に対しては、点滴療法や利尿管理、血液検査による経時評価を繰り返しながら、腎機能の回復を目指します。

■ 重度のけいれん発作・意識障害

けいれんが止まらない状態や、外傷・脳疾患による意識障害では、持続的な鎮静管理や脳圧コントロールが必要となることがあります。静かな環境での集中管理が重要です。

■ 重度の中毒症例

命に関わる緊急事態です。中毒の内容に応じて持続点滴や対症療法、補助薬の投与により、代謝の安定化を図ります。

■ 外傷(交通事故・落下など)によるショックや出血

多発外傷・骨折・内出血を伴うケースでは、循環ショックの安定化と止血・輸液・輸血治療を組み合わせた集中的な対応が必要です。

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