どんな犬や猫がドナーになれますか?
基本的に健康で、一定の年齢や体重を満たしている子が対象です。
犬は1歳~7歳、体重15kg以上、猫は1歳~8歳、体重4kg以上が目安です。
ワクチン接種やフィラリア予防をしていることも条件になります。
詳しい基準は
こちらでもご覧いただけます。
採血は痛くないですか?
採血のときにはちくっとすると思います。
ですので、鎮静を使用し痛みや不安は極力感じないように、短時間で安全に行います。
献血の時の注意事項は?
当日は鎮静をかけての採血になりますので、朝ごはんは抜いてきてください。
翌日にスタッフからご容態を確認するお電話を差し上げておりますが、気になる点がありましたら早めにご連絡ください。
また、2~3日は激しい運動を避けての生活をお願いいたします。
どれくらいの量を採るのですか?
犬や猫の体重に応じた安全な量を採血します。
体に負担がかからない範囲で調整しますのでご安心ください。
採血後に体調を崩すことはありませんか?
採血後は少し疲れることがありますが、多くの場合すぐに普段通りに過ごせます。
念のため、2~3日は激しい運動は避けていただくと安心です。
どのくらいの頻度で献血できますか?
体への負担を考慮し、十分な間隔をあけてからお願いしています。
・犬の場合:定期採血は6か月に1回、年2回を目安としています。緊急時であっても、少なくとも3か月以上は間隔をあけてお願いしています。
・猫の場合:血液の保存の観点から、定期的な採血は基本的に行っておらず、主に緊急時のみお願いしています。その場合でも、原則として半年以上、どうしても他に適したドナーがいない場合に限り、3か月以上の間隔をあけて実施しています。
献血の前にどんな検査をしますか?
採血の前に、健康状態を確認するための身体検査、血液検査(感染症チェック)などを行います。
これによりドナーの健康管理にもつながります。
献血するとどんな動物の役に立ちますか?
献血によって得られた血液は、事故や手術、重い病気で血液を必要とする犬や猫の命を救うために欠かせません。
皆さまのご協力が、多くの動物たちの命を支えています。
緊急献血時はどのように連絡がありますか?
緊急献血時対応の了承をされた方には、必要な際に当院から直接ご連絡いたします。
もちろん、スケジュールや体調の都合で協力が難しい場合は無理にお願いすることはありません。
献血ドナーになると特典はありますか?
採血の際には健康チェックや血液検査を行いますので、愛犬・愛猫の健康状態を定期的に確認できます。
その他、ドナーにご協力いただいた方には、当院から感謝の気持ちをお伝えしています。
献血ドナーをやめたいときはどうすればいいですか?
途中で登録を取り消すことも可能です。
無理のない範囲でご協力いただければ十分ですので、安心してご登録ください。
犬・猫の血液型を知るためにはどうすればよいですか?
輸血はすぐできますか?
輸血をご希望のご家族様へ
当院では、救急対応や重度の貧血、手術などに備えて、輸血用の血液製剤を備えた「輸血バンク」を運用しています。
この血液製剤は、登録いただいている健康なワンちゃん・ネコちゃん(ドナー様)のご協力によって支えられている、大変貴重なものです。
「輸血が必要かもしれない」と、ご不安な気持ちを抱えてご相談くださるご家族も多くいらっしゃいます。
当院では、そのお気持ちに寄り添いながらお話を伺っております。
ただし、輸血が本当に必要かどうか、また適応となるかの判断には、診察やこれまでの詳しい経過情報が必要です。
そのため、可能であれば現在かかっている動物病院の先生から当院へ直接ご連絡いただけますと、状況の把握や対応がよりスムーズに進みます。
ご不明な点やご心配なことがございましたら、どうぞ遠慮なくご相談ください。
ご家族と大切な動物たちのために、できる限りのサポートをさせていただきます。