歯科

歯科のご案内

当院の歯科診療科では、『予防歯科』を推奨しております。
近年、1歳の犬の90%が歯周病に罹患しているとも言われており、歯周病を放置すると様々な臓器に疾患を引き起こしたり持病を悪化させたりする事が分かっています。人の医療では「歯周病は喫煙よりも寿命を縮ませる」と言った研究報告もあがっています。

当院では歯磨き教室を定期的に実施しておりますので、ホームケアでお悩みの場合はいつでもご相談下さい。
また歯周病治療にも力を入れておりますので、明らかな症状の有無にかかわらずお気軽にご相談いただければと思います。

歯科の特別専科診療のご案内

歯科に長けた当院の獣医師が担当いたします。
担当の獣医師の判断により、歯科特別専科診療の受診をご案内することがございます。また、セカンドオピニオンとしてのご受診・ご相談も承っています。
受診を希望される際は、事前にお電話にてご連絡ください。
歯科の特別専科診療の受診希望とお伝えください。

お電話番号

03-3378-3366
(9:00〜21:00。予約は20:00まで。救急は24時間対応。年中無休)

当院での治療例

スケーリング

スケーリングとは歯石除去の事を指します。歯周病は歯と歯肉の間(歯周ポケット)に貯まった歯垢が原因となるため、歯周ポケットの中に歯垢を留まらせないことが重要です。歯垢は犬では3日、猫では7日程で歯石になると言われており、歯石が歯周ポケットを塞いでしまうと歯ブラシにより歯垢を除去することが出来なくなります。従って最も重要な事は、歯周ポケット内の歯垢・歯石をスケーリングの際にしっかりと取り除くことです。当院では超音波スケーラーを使用し、安全を第一に麻酔下での処置を推奨しております。

口腔鼻腔瘻

歯周病が進行して根尖部(歯根の先端周囲)に炎症が及ぶと、周囲の歯槽骨を溶かして鼻腔に到達し、瘻管(炎症によりできた管)を形成する事があります。これを口腔鼻腔瘻と呼び、症状としては鼻汁、鼻出血、クシャミ等が認められます。治療は原因となっている歯の抜歯を行った後、粘膜を引き延ばして瘻管を塞ぐ(粘膜フラップ)方法が選択されます。

破折

破折とは歯が欠けたり折れたりしてしまう事を指します。誤解されがちですが、犬猫のエナメル質は実は人よりも弱く、強い力が加わると簡単に折れてしまいます。特に犬では上顎第四前臼歯(上顎の最も大きな歯)の破折が多く認められます。歯髄が露出(露髄)していない場合は修復を行いますが、多くの場合は露髄しており、更に時間が経っているケースが多く、抜歯が必要になるケースがほとんどです。ペットショップ等で市販されているおもちゃやガムには硬さが不適切な物が頻繁に見られますので、必ず獣医師に相談の上で与えるようお願いいたします。

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