ペットロスになったらどうしよう
ペットロスになることは大好きな伴侶がいたからこその自然の流れであり、愛し愛された子がいたという証明でもあります。ペットロスになったらどうしようと思う事はありません。今回はペットロスについてお話させていただきます。
伴侶との別れによって深い悲しみに襲われることもあります。何もやりたくなくなる事もあります。時には部屋にひきこもり、誰にも会いたくないと思うこともあるでしょう。
でも、今はそれで良いのです。ペットロスである事を、悲しみの渦中にいる事を隠す必要もありません。ペットロスの状況にある事から打破しようと頑張らないで良いのです。
ペットロス症候群は一概に病気というものではありません。お薬を飲めば治るものではありません。深い悲しみの状況から、「あんな可愛い姿があったな」とつい思い出し笑いが出てくるようになった時は、ペットロスが落ち着いてきたと思えるかもしれませんね。
薬で治るものでも無いですし、時間が解決するという簡単なものでもありません。
愛し愛されるパートナーであったからこそ、その子を思い出す大切なプロセスなのです。
自身や周りの人がペットロスの悲嘆のプロセスの渦中にいるという事を認知していただく事でやり場のない焦燥感は減るかと思われます。しかし理解だけで悲しみが癒えるわけではありませんよね。
悲しみを少しでも軽減していくために有効と言われているのは「話をすること」です。
パートナーとの素敵な思い出がたくさんありますよね。ごはんを早くちょうだいと急かす動作や、ご家族が布団で寝ると一緒に布団にもぐりこんでくる様子。一緒に旅行に行った特別な思い出もあれば、日々の様子も素敵な思い出です。どうぞその想いを、どなたかとご享受ください。
もちろんわたくし共スタッフはいつでも飼い主様のお気持ちを可能な限り沢山お伺いしたいと思っております。お話させていただくのは診察の時だけではありません。どうぞお気持ちをお聞かせください。
ペットロスが解決しても、パートナーとの素敵な思い出たちはこの先もずっと続いていきます。
抱きしめた思い出、お散歩した思い出を沢山思い出してください。
沢山の笑顔を与えてくれた子をぜひ心から褒めてあげてください。
その愛する気持ちと感謝の気持ちが、今後の人生をより素敵なものへといざなってくれるものと信じています。
その素敵な思い出に私たちも少しでも携われるよう、精一杯努力させていただきます。
このペットロスを知っていただく事で、少しでもどなたかのペットロスの軽減に繋がれば幸いです。
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