これだけはやっておきたい犬に必要な予防5選
犬が病気にかからず健康な生活を送るためには予防医療が不可欠です。
予防によって事前に感染を防いだり、万が一感染したとしても重症化することを防ぐことができます。犬が健康で暮らすためには、具体的にどのような予防が必要なのかをご紹介いたします。
年に1回の狂犬病予防接種は法律で定められたものです。
狂犬病とは、狂犬病ウィルスにより感染する人畜共通感染症であり、人を含めた全ての哺乳類に感染します。発症した場合の致死率は100%とされています。日本では昭和32年以降、発症例はありませんが、近隣諸国では年間多くの人、動物が感染していますので、いつ日本に侵入してきてもおかしくはありません。狂犬病ワクチンを接種したら、お住まいの市区町村に届出を行いましょう。
ジステンパーやパルボウィルスなど、感染力が非常に高く命に関わる病気の感染を予防します。予防できる病気の種類の数によって、様々な種類のワクチンがありますが、数が多ければ必ず良いという訳ではありません。稀ではありますが、ワクチンには副反応を起こす場合があります。どの病気を予防するために、どの種類を接種するかは、獣医師とよく相談してから決めましょう。
フィラリア症は、蚊を介して犬の心臓や肺動脈に寄生するフィラリアという寄生虫により起こる病気です。犬フィラリアは成虫になると30cm にもなる糸状の寄生虫です。感染が確認されて適切な治療を行ったとしても、死に至ることがある怖い病気です。1年に1回のお注射や、毎月飲ませるお薬によってフィラリアの感染を予防することができます。蚊が出始めてから、蚊が確認されなくなった1カ月後までの服用が必要です。
ノミやダニなど、体の外側(表面)に寄生する寄生虫で、人畜共通感染症です。吸血することによって、犬は痒みや貧血を引き起こします。お散歩中に持ち帰ってきてしまったり、外に出ない犬でも、人の服や靴などにノミの卵が付着して室内に持ち込まれ、知らない間に家の中で繁殖してしまうことがあります。またマダニは吸血することで危険な病原体を媒介することがあります。体表に塗布するお薬や飲み薬によって予防します。1年間を通じた予防が推奨されています。
回虫や鉤虫、鞭虫など、消化管内に寄生する寄生虫で、人畜共通感染症になります。種類によって形状や感染経路も異なります。ノミなどと違い目に見えず、症状が出ないこともあるため発見が困難です。糞便中に虫卵が排泄されるため、再感染にも注意が必要になります。飼育環境を衛生に保ち、定期的に便検査を受けましょう。飲み薬によって予防することができます。
当院ではこれらの1年間に必要な予防をパックにしたウェルネスプログラムがございます。その子に合わせて必要と思われる内容をご案内いたします。
ご自宅のわんちゃんが健康を維持するためには、定期的な健康診断や、適切な食事な管理など気を付けるべきことは多くありますが、予防もその一つです。防げる病気はきちんと予防を行い、大切な家族を病気から守ってあげましょう。
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