犬に抗がん剤を飲ませる注意事項
大切な家族である犬が、がんと診断されたということは、とても辛いことと思います。治療のために抗がん剤という選択をされたとき、その生活の中では犬の健康と幸せとともに、ご家族の安全を守ることも大切です。
今回は、ご自宅で犬に抗がん剤を飲ませるときの注意事項をご紹介いたします。
犬の種類や状態、抗がん剤の種類によって投与方法や投与量が異なる場合があります。獣医師の指示に従い、正確な投与方法やスケジュールを守るようにしてください。
抗がん剤には副作用がある場合があります。獣医師からよく説明を受け、副作用の兆候や症状についての理解を深めておく必要があります。一般的な副作用としては、食欲不振、下痢、嘔吐、体力低下などがあります。
どんな闘病にも栄養管理はとても大事ですが、抗がん剤の投与中は、犬の食事管理が特に重要です。獣医師から指示がある場合には、特定の食事管理や栄養補給方法に従ってください。食欲が低下している場合には、犬が必要な栄養を摂取できるように工夫する必要があります。必要に応じて様々な方法がありますのでご相談ください。
犬のストレスや不快感を最小限に抑えるために、環境の調整や適切なケアが必要です。すこしでも安心して生活できるストレスの少ない環境を整えてあげましょう。
獣医師との定期的なフォローアップが必要です。犬の状態や副作用の評価、投与方法の調整などを行うため、定期的な検査や診察を受けてください。
抗がん剤は人間や他のペットに対しても有害な場合があります。投与中は、抗がん剤の取り扱いや犬の排泄物の処理に細心の注意を払い、家族や他のペットの安全を確保する必要があります。抗がん剤の取り扱いや投与後の処理、排泄物への対応に関して、獣医師から指示を受け、適切な方法を守るようにしてください。
抗がん剤は特定の温度や環境条件で保管する必要があります。獣医師から正確な保管方法についての指示を受け、抗がん剤を安全に保管してください。子供やペットがアクセスできない場所に保管することも重要です。
抗がん剤の投与は正確な量と正確な投与が必要です。獣医師から投与方法についての指示を受け、正確な量を投与するようにしてください。誤った投与量や方法は犬の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
犬の体調や行動の変化に敏感になりましょう。定期的に体重を測定し、食欲や排尿・排便の状態を観察してください。獣医師に報告すべき症状や異変がある場合は、早めに連絡して適切な対応を受けるようにしましょう。
未使用の抗がん剤や関連する物品は、適切な廃棄方法に従って処理する必要があります。獣医師から指示を受け、地域の規制に従って廃棄物を処理してください。
愛犬の調子が悪く、がんと診断されることまたその治療には様々な不安や葛藤が伴うと思います。その中で、どのように愛犬と時間を過ごすか、快適に幸せに過ごしてもらうかということが最も大切です。
そのためにも一番近くで長く生活してきたご家族だからこそ気付いてあげられることがとても多くそれらが治療していくにあたってとても大切な要素となります。それを獣医師に教えて下さい。
がんを患いながらもご家族といっしょに暮らせるように、またすこしでも残りの時間をよりよいものにできるよう、ともに治療していきましょう。
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