犬と他のペットの相性チェック
新しく家族に犬を迎え入れようと考えた時、ご自宅で先に飼われていたペットと仲良くすることはできるでしょうか。相性がよい場合はよいお友達が増えてより賑やかになると思いますが、万が一相性が悪かった場合はお互いにとってとてもストレスになることがあります。
今回は、一般的に言われている動物種による相性をご紹介させていただきますので是非参考にしてみてください。
犬と猫が一緒に暮らす場合、どちらが先住者かで上手くいくかどうかが変わります。
犬が先住者の場合は、群れで暮らす本能から新しい家族を受け入れることは難しくありませんが、群れない猫が先住者の場合、受け入れに時間がかかる場合がほとんどです。
ただし、両者とも新たに迎え入れる子が仔犬・子猫(3・4カ月)の場合は、相性がいいルームメイトになれる可能性が高いようです。対面時は、犬をサークルに入れて時間をかけて徐々に慣れさせるように。大事なポイントとしては、犬が届かない場所にねこ専用の空間を作ってあげる事です。高いキャットタワーや、高所にハウスなどを用意してあげましょう。トイレの場所も犬が入ってこれないスペースに設置してあげるとよいでしょう。
<猫と相性が良い犬の血統種>
1位 ゴールデンレトリバー
2位 ラブラドールレトリバー
3位 ビーグル
4位 バセットハウンド
5位 ボーダーコリー
6位 コリー
7位 Aコッカー
8位 プードル
9位 ジャーマンシェパード
10位 ダックスフント
情報元:米国ペット情報サイト(vetstreet.com)による「猫と仲良くできる10の血統」より
うさぎやハムスターなどの草食動物は被捕食者ですので、警戒心が強く他の動物に対して神経質な傾向にあります。うさぎはストレスに弱いので、犬の存在がストレスになる可能性が高いと言われています。犬もこういった子には強気になりますので、うさぎと一緒に暮らす場合は犬のしつけがとても大事になります。慣らす際は他の場合と同様にサークルを使い徐々に。一緒のスペースに放すときは必ず人がいる時にし、見張っていましょう。
うさぎがストレスを感じているようなら、犬と一緒のスペースで生活するのは止めましょう。万一の時を考えて、生活環境を別々に出来る家の広さが必要です。犬と相性の良いうさぎは、ダッチ・ヒマラヤン・ハバナなどです。イタチやうさぎを狩るテリアの血統の犬と一緒にすることは止めましょう。
フェレットは犬や猫と同じく牙を持つ肉食動物で、もともとは捕食者である動物です。そのため草食動物に比べて他の動物に神経質になることは少ないとされています。
しかしフェレットの動きが犬を興奮させることもあるので注意が必要です。イタチやうさぎを狩るテリアの血統の犬と一緒にすることは止めましょう。ラブラドールやレトリバーとも相性が悪いようです。個性にもよりますが、相性がいいと言われるのはコリーやコーギー、ミックス犬などです。
うさぎ同様、犬のしつけが大事になります。
フードに適応した飼い犬がハムスターを襲うことはないですが、ケージに興味を持って好奇心から倒してしまったり
その際に逃げ出したハムスターに対して、逃げるモノを追いかける犬の習性からしてトラブルになる可能性があります。犬と生活環境がかぶらない様に別室で飼うようにしたほうが賢明です。同室で生活する場合は犬の届かない場所にケージを設置しましょう。子犬は動く物に対して本能的に手を出すので、相性は悪いと思っておきましょう。
一般的に犬が届かないところにケージ(鳥かご)を置いておけば問題はないと言われています。ただし、良く吠えるワンちゃんの場合鳥がストレスをためてしまう場合がありますので注意が必要です。
コザクラインコとボタンインコは愛情深いインコたちで、気難しい一面があり、他のペットに嫉妬したり、愛されない事にストレスと感じて体調を崩す可能性が高いです。セキセイインコやオカメインコは嫉妬によるストレスが少ない種類だと言われます。セッターやコッカーなど鳥獣の狩猟に使われていたわんこ達にとっては興奮対象になるのでお勧めできません。ハムスターと同様、生活環境がかぶらない様に別室で飼う事をお勧めします。子犬は動く物に対して本能的に手を出すので、子犬と鳥の相性は悪いと思っておきましょう。
犬はトカゲなどを食べる気がなくとも玩具にしたりします。カメ、トカゲ、ヘビなどの爬虫類やカエルなどの両生類は、犬との相性は悪いと思っておきましょう。犬と生活環境がかぶらない様に別室で飼う必要があります。
残念ながら両爬の生体というのは、私たちを基準にすれば清潔とは言えません。ですから、犬が両爬のケージ内と接触してしまったら犬はもちろん、犬を介して私たちにも衛生的な問題が生じる可能性もあります。
同じ犬種同士の組み合わせが最も相性がよいと思われますが、体格の差には注意が必要です。体格差がある犬種同士が一緒に暮らすと、体格の小さい犬が思わぬ怪我をする恐れがあります。体格差の大きい犬同士の多頭飼いは避けることをおすすめします。
どうしてもという場合は、個体差はありますが一般的には先住犬が小型犬で、新しい犬が大型犬の場合のほうがうまくいくとされています。犬種が異なる場合、体格の話を除けば「この犬種とこの犬種の相性がよい」という組み合わせはないといわれています。テリア種は群れを好まないため多頭飼いに不向きだとされていますが、飼っている犬の性格によっては多頭飼いができる場合もあります。運動量の相性も飼い主の負担を減らすうえで大切です。必要とする運動量や持っている体力にあまりにギャップがあると、散歩の負担が大きくなってしまいます。動くのが得意ではない犬種と運動能力抜群の犬種を多頭飼いするのは避けたほうがよいでしょう。また年齢の相性も大切です。年齢が近すぎると幼犬期やシニア期など世話がかかる時期が被るので、飼主様の負担も倍増します。年齢の差は4~5歳がいいといわれています。
以上、一般的な動物同士の相性をご紹介させていただきました。動物の性格は様々なので、悩まれたら動物病院に相談してみるのもいいかもしれません。その子の個性をよく知っている獣医さんから、環境づくりなどのアドバイスをさせていただきます。
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