うさぎ抱っこをマスターしよう !
大人しくて可愛いうさぎさん。「抱っこしてなでなで」に憧れて飼い始めた方も多いのではないでしょうか。そんな大人しいイメージのうさぎですが、実はとても警戒心が強く、気が強い一面も持ち合わせて居たりします。家に新しくうさぎをお迎えしたけど逃げ回って全然抱っこできない、なんてこともよくあるものです。そんな時は無理に捕まえて押さえつけたりせず、正しい抱っこの仕方を覚えてゆっくり向き合って行きましょう。
・「うさぎ」という動物の特徴
それからまた少しして共同生活にも慣れてきた頃、ふと視線を向けると、こちらの話を聞いているかのように、固まっていたはずの耳をぴくぴく動かすようになりました。どうやらうさぎは苦手な音だけでなく、聞き慣れた音にもよく反応するらしく、家族の声は、音として認識しているようです。これが、彼の不安な気持ちがふたつめの興味にかわった瞬間なのかもしれません。
・抱っこは怖くないよ
警戒心が強いうさぎは、新しいお家に来てとても緊張しています。「ここはどこかな」「何か怖い生き物が居るのかな…」と様子を伺っています。はじめの数日間は無理に触ったり抱っこしようとせず、環境に慣れてもらいましょう。
2~3日様子を見て、緊張がほぐれてご飯も食べているようなら、ケージから出してあげましょう。
そしてまずはそっと体をなでてあげる事から始めます。体を触られることに慣れてきたら、そっと膝の上に乗せてあげましょう。
膝の上でブラッシングをしてあげたり、大好きなおやつをあげたりして「抱っこしてもらうといい事がある」とうさぎさんに覚えてもらう事が大切です。
いよいよ抱っこです。
膝の上になれてきたらいよいよ抱っこです。うさぎさんの腰やお尻を支えてあげるのが基本です。胸を圧迫されると肺が小さいうさぎは呼吸が苦しくなってしまう為、お腹側で持ち上げると慌てて逃げようとしてしまうことがあります。また耳やしっぽを触られることを嫌がりますので、つかまないようにしましょう。(どこかをつかむ必要がある時には首筋の皮膚をつかみます。)
まずは撫でてあげて、「今から触るよ」と合図します。その後、そっと胸の下に手を入れて、お尻を包み込むように支えてあげましょう。飼い主様の体に寄り添うように抱っこしてあげるとうさぎも安心します。
抱き方が不安定だと背中を痛めたり、逃げようとして床に落ちて怪我をしたりすることもあります。
うさぎが急に飛び降りても安全なように床に正座して練習するといいでしょう。
抱っこに慣れていることは飼い主さんとのコミュニケーションの他にも、いざという時の診察にもメリットがあります。抱っこに慣れている方が治療の時にもスムーズに安全な診察ができるからです。抱っこに不慣れなうさぎは診察時に緊張や警戒心から大暴れしてショックを起こしてしまったり、骨折してしまうことがあります。
そうならない為にも、小さいうちから抱っこに慣れさせて、楽しく仲良く過ごしつつ、いざという時の診察にも備えましょう。
とはいえ、一人での抱っこの練習が不安な方も多いでしょう。動物はこちらの不安な
気持ちを敏感に感じ取ることがあり、飼い主様の不安な気持ちがうさぎにも伝わり、なかなかうまくいかないこともあると思います。うさぎの性格や体格も様々です。その子にあった抱っこの仕方を一緒に練習することもできます。抱っこがうまくいかないときには、一人で悩まずにぜひ当院のスタッフにご相談ください。
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