犬にもサプリメント?
人医では医薬品に加えサプリメントが数多く存在しており、薬局やインターネットなどで購入することが可能になっています。様々なコマーシャルもよく見かけますね。
獣医療でもワンちゃん用として様々な効能を持ったサプリメントが数多く開発され、動物病院、また個人での購入が可能です。
サプリメントは薬とは異なりますが、服用の際、病気や症状によっては副作用がでてしまう場合がありますので慎重な検討が必要です。かかりつけの獣医さんと相談の上ご自宅のワンちゃんに合ったサプリメントを選ぶようにしましょう。
サプリメントで代表的なものとして、関節炎などに効用があるグルコサミン、腸内環境を整える乳酸菌、また皮膚に効用がある脂肪酸などが挙げられます
当院でもサプリメントをご準備しておりますので、簡単にご紹介いたします。
免疫力向上に役立ち、腫瘍や加齢による体力低下を軽減します。
βグルカンや乳酸菌が配合されているアラミントリプル、必須アミノ酸であるL-リジン、キノコ成分が豊富に含まれたリンパクトデリタブなどが挙げられます。
また体内の必要なビタミンや鉄分、銅などの微量元素を摂取できるFCVリキッドやペットチニックも免疫力維持に繋がるサプリメントです。この2つのサプリメントは貧血や成長期などにも活躍します。
関節の構成成分であるグルコサミンが多く含まれています。
加齢に伴い関節液が減少し関節の環境が悪化すると言われていますが、グルコサミンを摂取することで関節液補充に繋がります。
関節炎に効くサプリメントはコセクイン、アンチノールなどがあります。またアンチノールは脂肪酸が多く含まれており次に紹介する皮膚や体内の炎症にも効能があると言われています。
皮膚のつや、脱毛にアンチノール、R&U、ビアクタンプラス、メラトニンなどがあります。アンチノールは関節炎でもご紹介しましたが、脂肪酸は皮膚のバリアにも一役買ってくれるので皮膚環境の改善が期待できます。
肝臓用サプリメントはベジタブルサポート、へパテクト、リバフィットなどがあります。
アミノ酸が多く含まれており肝臓の働きを助けるため強肝作用を持ちます。
腫瘍や炎症などにより肝機能が障害されている場合、血液検査にて肝数値の上昇が認められる場合などに使用します。
尿路系サプリメントはウロアクト、クランベリーチュアブルなどがあります。利尿作用と尿のPHをコントロールする作用から尿結石予防や膀胱炎予防になります。
消化器サプリメントとしてマイトマックス、ベジタブルサポート、フィットケアなどがあります。マイトマックスは乳酸菌を多く含んでおり腸内環境を整えてくれる作用があり、ベジタブルサポートは高栄養の野菜成分が含まれており同じく腸内環境を整える作用があります。またフィットケアはトウモロコシ由来の線維が多く含まれているので便通がよくなると言われています。
歯肉炎にeFACE-V、分離不安症にジルケーンなどがあります。また、ペットの高齢化が進む中、脳の老化や認知機能低下に対するメイベットDCなどもあります。
以上、サプリメントの概要をご紹介しましたが、薬と同様、成分によっては体質や体調に合わないことがありますので獣医さんに相談してから服用するようにしましょう。
また体調の変化によっては治療が必要な場合もありますので、ご不明点がありましたらご相談くださいね。
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