24時間看護

「動物にやさしさ」と「ご家族様に安心」を兼ね備えた24時間診療体制

24時間365日診療・看護

「動物にやさしさ」と「ご家族様に安心」を兼ね備えた24時間診療体制

「入院している動物を、決して一人ぼっちにしてはいけない。」

これは、当院の創業院長が大切にしてきた強い想いです。

その言葉を出発点に、私たちは2004年、まだ動物医療ではほとんど例のなかった24時間の診療・看護体制を本格的にスタートさせました。開院当初から夜間救急には対応してまいりましたが、さらに一歩深めて、現在では入院している動物たちに、24時間体制で目を配り、寄り添う体制を整えています。

昼夜を問わず、もし体調の変化が起こってもすぐに対応できるよう、獣医師や愛玩動物看護師が1か月単位で昼夜交代の勤務体制をとりながら、深夜にも常駐しています。このように、スタッフが無理なく交代で勤務できる仕組みを整えることで、安定した24時間の診療・看護を実現しています。
人の生活が静まる深夜の時間帯も、忙しない日中も──

私たちはご家族の代わりとなって、大切な動物たちを見守り、必要なケアと医療を届けています。

この体制は、単なる「対応力」ではありません。それは、動物とご家族に安心を届けたいという私たちの信念そのものであり、開院以来守り続けてきた「24時間救急病院」としての矜持でもあります。
私たちは、これからも動物たちに寄り添い続けます。

24時間看護でご家族様も安心

担当チーム制について

当院では、すべての入院中の動物たちに「担当チーム」がつき、複数の獣医師と愛玩動物看護師が連携して治療とケアを行っています。

検査や治療の方針はチーム内で丁寧に話し合いながら決定し、夜間は夜勤チームへ確実に情報を引き継ぐことで、24時間を通じて動物たちの状態を把握・対応できる体制を整えています。
毎日同じチームが継続して担当することで、小さな体調の変化にも気づきやすくなり、動物たちにとっても「顔なじみ」のスタッフがいることが安心につながっていきます。

また、ご家族様へのご報告やご説明においても、この担当制はとても重要だと私たちは考えています。

ご家族が不安を抱えながら病院を訪れるとき、「担当チームがいる」というだけで、少し心が軽くなる──そんな安心感もまた、医療の一部であると信じているからです。
もちろん、チームで診るからこそ、意見の違いが出ることもあります。

ですが、それこそがチーム医療の強みだと私たちは捉えています。

それぞれの視点を尊重しながら、活発なディスカッションを重ねることで、偏りのない、動物にとって本当に望ましい医療を導き出すことができると信じています。

容態の急変にも迅速に対応

私たちは、入院中の動物たちに万が一の変化があった場合にも、すぐに対応できる体制を備えています。

各入院フロアには「エマージェンシールーム(緊急処置室)」を設けており、急変時にはその場で迅速に処置を開始できるようになっています。

日中・夜間を問わず、入院担当の獣医師や愛玩動物看護師が常時院内に待機し、24時間体制で動物たちの状態を見守りながら、治療と看護を続けています。

急な呼吸の変化や意識レベルの低下といった、わずかなサインも見逃さぬよう細心の注意を払い、必要に応じて即座に検査や処置を実施し、緊急手術にも対応できるよう準備を万全に整えています。

適切な食事の選択と供給

ご自宅での様子や普段の食事のとり方については、入院担当の愛玩動物看護師がご家族から丁寧にお話を伺っています。

「いつものごはんはどんな風に食べていますか?」「好きな食感はありますか?」といったご質問を通して、その子の“らしさ”を知ることが、入院中のケアにも大きく役立ちます。
伺った内容は獣医師としっかりと共有し、その子の体調や治療内容に合わせて、最も適した食事の内容や提供方法を一緒に考えています。

また、少しでもおいしく、安心して食べてもらえるように、ごはんをふやかしたり、細かく砕いたり、お皿を変えたりと、私たちは日々さまざまな工夫を重ねています。

食べ方や表情のちょっとした変化にも目を配りながら、その子にとって「食べること」が少しでもストレスにならないよう、できる限りの配慮と工夫を大切にしています。

衛生と感染症対策への取り組み

当院では、すべての動物たちに安全で清潔な医療を提供することを大切にしています。

医療機器においては、基本的にディスポーザブル(使い捨て)製品を使用しており、針やシリンジなどの使いまわしは一切行っておりません。

一回一回の処置に対して、衛生的な環境を保つことを徹底しています。
また、食器類も毎回丁寧に手洗いし、洗剤での洗浄後には、生体に無害な中性殺菌水でしっかりとすすいでいます。

口にするものだからこそ、細心の注意を払って対応しています。
入院ケージについては、動物が退室した後には必ず消毒を実施し、院内全体としても、定期的な清掃を行いながら清潔な環境を維持しています。

さらに、においに敏感な動物たちやご来院されるご家族への配慮として、待合室や入院舎には空気清浄機・消臭器を設置し、快適な空間づくりにも努めています。
感染症対策にも万全を期しており、入院中の動物同士が直接触れ合わないよう、接触の機会を避けた管理を行っています。

また、感染の疑いがある場合には、別フロアに設けた専用の隔離室にて個別に管理することで、院内感染の予防にも細やかに対応しています。

ホーム チャットボット 24時間救急 お電話
×