インタビュー

Interview

獣医師古川 哲也

出身大学:北里大学
入社:2016年新卒
所属チームや委員会など:獣医師(こはくチーム所属)、社会貢献事業部統括、2024年春よりJAMCグループ麻布十番犬猫クリニック宮古島分院勤務

獣医師 古川

日本動物医療センターを選んだ理由は?

大学5年生の時に、出身大学である北里大学で開催された動物病院就職説明会で日本動物医療センター(JAMC)を知りました。実家から近い、24時間医療・救急医療、当時の院長の熱い想いに引き寄せられ、早速、1日のみですが実習参加をしました。昼夜通して、緊急症例が来ている様子で、病院内のスタッフの皆さまは忙しくしておりましたが、実習生である私に優しく対応してくださり、とても雰囲気の良い病院だなと感じました。

また、私個人としてもゆったりした環境よりも毎日を忙しくしている環境の方が自分に合っていると思い、JAMCへの就職を決めました。

実際に働かれてみて、日本動物医療センターをどう思いますか?

獣医師 古川

自分が希望していた通り、毎日忙しく働いています。獣医療面で言えば、救急疾患や重症例も多く、毎日「生死」と向き合う時間があります。とてもつらい時間ではありますが、JAMCの理念である「想いをもって常に安心を提供する」のもと、プロダクトアウト的な医療ではなく、ご家族に寄り添った医療を実施していてとても暖かい病院だなと思いました。また、宮古島分院への出張もあり、東京での1.5次診療と宮古島などの地域医療とを両方経験することができ、多角的な視点で獣医療を行うことができています。

また、獣医療以外の面でもにもたくさんのチャレンジや機会を頂いています。その中でも、MBAにチャレンジさせてもらったことは私の人生においてとても大きな影響を与えています。動物病院経営という観点以外にも、組織運営や獣医診療へ展開できる多くの学びを得ることができました。(今後、活かして行きます!)

現在、力を入れて取り組んでいることはありますか?

私個人としては2点あります。1点目は、外科技術の向上です。ジェネラリストとしての能力や知識のアップデートはもちろん重要ですが、その中でも多くの外科症例に対応できるよう、先輩獣医師の先生方にご指導いただきながらスキルアップに努めています。2点目は、職場にさらに笑顔を増やすことです。毎日を忙しく過ごしているからこそ、時には息抜きやふと笑える時間が必要だと思っています。そんな雰囲気作りができるよう心がけています。

あなたが大事にしていることは何ですか?

「仕事を休まない」というところにとても重きを置いています。一番の理由は、わざわざ診療予約し、私の診察に自分の大事な家族である動物たちを託してくれているご家族に全力で力になりたいからです。健康な子の健診でも、体調が優れない状況での来院でも、ご家族様がどんな想いで通院されているかを考え、診療にあたりたいと常に思っています。

もう一つは、何事の依頼にも「YES」の返事をすることです。やりすぎは少々楽観的と思われますが、自分だけの行いでは出会わない機会に遭遇することができると思っています。時には止まってしっかり考えるべきシチュエーションもありますが、「YES」返事と共にポジティブシンキングをこれからも大事にしていきたいと思っています。

印象に残っていることはありますか?

獣医師 古川

数多くあり、どれも自分の中で印象強い出来事ですが、2つほどピックアップします。

1つ目は、ご家族とその動物たちの生活ストーリーの中に、獣医師としての自分が入っていると感じたときはどんな時もとても嬉しいなと感じます。一方的な獣医療の実施ではなく、しっかりとご家族と動物たちと診療に関してのコミュニケーションと信頼関係が築けたからこそ行えるものと思っており、常に意識していきたいと思います。

2つ目は、残念ながら闘病の末、動物を亡くしてしまったご家族が、その後また新たな動物を家族として迎えられて、当院に健診等で来院された時は本当に嬉しいです。

1日の流れ

6:30 起床
7:30 家を出る(自転車通勤)
8:10 病院着、着替え,当日の外来カルテ・入院症例カルテの確認
8:30 朝礼
全スタッフで本日の連絡事項、手術予定など確認
8:45 全体ミーティング
全スタッフで入院患者の容体や注意点について夜勤スタッフより共有される。
8:50 チーム毎(α・β・γ)に分かれて、入院症例共有と治療方針検討
9:00 午前の診療開始
外来担当、入院担当、検査担当と、その日によって自分の役割は様々。
13:00 休憩
自分の時間を過ごす。
13:30 チーム毎で入院症例共有と治療方針再相談
スタッフで入院患者の情報共有
13:45 昼礼
スタッフ全員で連絡事項などの確認をします。
14:00 入院の症例のお話もしくは手術
16:00 午後の診療開始
17:45 終礼
なるべく終礼までに外来カルテ、入院症例検討及び治療を終える
19:00 帰宅
早い日は18時台に帰宅し、アフターワークを楽しむ

★遅番の日は16:00-21:00まで診療対応のために、出勤が12:00で帰宅は22:00~23:00