インタビュー

Interview

愛玩動物看護師板倉 未奈

入社年:2008年(新卒)
所属:CHRO(人的資本最高責任者)、グループ執行役員(人事)、本院シニアマネジャー、愛玩動物看護師

愛玩動物看護師 板倉未奈

日本動物医療センターを選んだ理由は?

救急医療に興味があり、夜間の救急病院への就職を希望していましたが、夜間専門病院はどこも臨床経験3年以上という条件があり、就職することが出来ませんでした。そこで、夜間救急も受け入れている都内の動物病院を探し、いくつか中規模から大規模な病院を回る中で、スタッフ同士の仲の良さに惹かれて入社を希望しました。

忙しい中でも実習生の私に親切にして下さった先輩は就職してからもずっと心の支えでした。救急病院は高度な医療を提供できる反面、どこか冷たいイメージを持っていたのですが、救急病院でありながらアットホームな雰囲気をもつ日本動物医療センターの雰囲気は今も変わることのない素敵な魅力だと感じています。

実際に働かれてみて、日本動物医療センターをどう思いますか?

愛玩動物看護師 板倉未奈

とても暖かい病院だと日々感じます。救急病院ということで、重い症例もたくさんくるのですが、その中でご家族様のお話に耳を傾け、一緒に泣いたり笑ったり、看護や治療の方針を一緒に考えることが出来ます。また、獣医師に負けることなく、看護師やその他の職種のスタッフにも活躍できる場が提供されている病院だと感じます。メンバーに獣医師も含んだチームのリーダーを看護師が任されることもあり、とてもやりがいを感じます。

普段から部門を超えて症例についての情報を共有し、一緒に一頭一頭に対してベストな治療を考えていけるのも当院の良いところだと思います。

現在、力を入れて取り組んでいることはありますか?

以前は動物看護師をまとめる職能マネジャーとして、日々奮闘していましたが、今はグループ執行役員の人事担当として、看護師に限らずグループ全体のスタッフを見る立場となりました。今年はさらにCHROとしてグループの人財育成や文化づくりを担う役職に就き、身の引き締まる思いです。時短で働く中で自分が病院で働ける時間は限られているのですが、それぞれが自分たちの人生の中でやりがいを持って楽しく生き生きと働ける環境を提供できるよう日々努力しています。

2023年度から国家資格をもつ愛玩動物看護師が誕生し、私たち看護師がより医療に貢献できるような仕組みや教育体制を整え、より一層動物たちとご家族様のよき理解者として働いていければと思います。

あなたが大事にしていることは何ですか?

まずは笑顔でいることです。動物、そしてご家族様だけでなく、一緒に働く仲間にも安心を与えられるような存在になりたいと思っています。目が合っただけでお互い自然と笑顔になって安心できるような存在になれたらと思います。 その雰囲気が自分だけでなくグループ全体に広がり、「感謝」の言葉が飛び交うような職場になってくれることを願っています。

救急病院だからこそ、張り詰めた場面も多いのですが、その中で少しでも気になった事や不安に思っていることがあれば話しかけて相談できるような人でありたいです。 そして、その子その子と向き合うことを大切にしています。同じ病気でも、同じ犬種や猫種でも、それぞれにそれぞれの歴史があり家族があります。いつも同じ事をするのではなく、その子だったらどうするのがベストなのか、ご家族様とのお話しも交えながら一緒に考えていくことを大切にしています。

印象に残っていることはありますか?

愛玩動物看護師 板倉未奈

はじめは動物看護師の中では唯一の子持ちスタッフだったのですが、気づけば後輩たちが同じようにお母さん看護師として次々に戻ってきてくれて、今では私を含め5人の看護師がママさんとなりました。職場でちょっとした子育ての悩みやあるあるも話せるようになって、とても励みになる一方、自分たちが時短でしか働けない分、遅番に夜勤にと昼夜奮闘してくれる後輩たちには感謝しかありません。 相変わらず、こちらが声をかけなくても就業時間を気にして仕事を代わりに来てくれたり、子供の体調不良で休んだ後には子供を心配して声をかけてくれたり、本当に優しい後輩たちに恵まれたなと思います。この後輩たちがママさん、パパさんになるときには自分が支えになれるよう、これからも元気に頑張ろうと思えました!

周囲のスタッフと違ったご経歴があれば教えてください。

私は執行役員のメンバーの中で唯一の動物看護師になります。多くの動物病院の運営では獣医さんの意見が大きく反映されがちですが、自分が執行役員にいることで様々な立場の人からの意見が言えると思っていますし、医療に傾きすぎないバランスも保てると思っています。他の職種のスタッフの話もしっかり聞いて受け入れてくれる風土が執行役員のみならず、現場の獣医師にもあるのが日本動物医療センターの良い所だと思います。
チーム医療がうまくいくのもこうした職種を超えたスタッフ同士の関係性の良さが関係しているのかなと日々感じています。

1日の流れ

8:20 病院着
8:30 全体朝礼→症例共有
9:00 診療、検査、手術、入院看護の補助
13:00 お昼休憩
13:45 午後診療開始
16:30 退勤