1・2年目の働き方
Style
安定したスキルを身に着けるために
当院では、入社後3年目までに一般的な業務や総合診療に必要なスキルを身に着けるため、一定の教育プログラムを作成しています。プログラムに関しては「これで完成」というものはなく、前年度の反省を抽出し、次年度に活かしながら作成しています。
入社したスタッフの性格や将来設計を考え、それぞれの特性を生かしたり、苦手を克服したりできるように、既存のプログラムにしばられず仕事量やスピードを個別対応することも多くあります。
そのため、以下の「働き方」はあくまで一例であり、何よりも個人個人が生き生きと働き、かつ知識も心も一人前の社会人になることができるよう、全力でサポートしていきます。
獣医師の働き方
1年目
4月~7月
- 動物に対して苦痛がなく安全な扱い方を先輩の見本や補助を受けながら学ぶ
- 検査全般(各血液検査、尿検査、便検査、その他の検査)の手技を学ぶ
- 当院の理念や行動指針に基づく全部門の流れを理解するため、獣医師教育と並行して
他部門の新人教育プログラムを学ぶ
7月~10月
- 先輩が入院管理をしている動物を見ながら一通りの治療や検査方法を学ぶ
- 救急救命ガイドラインに基づき、先輩と一緒に救急症例の補佐に入る
- 手術の準備や片付け、周術期管理について学ぶ
- 入社半年を目安にある程度の検査ができるよう不安なところを復習する
12月~3月
- 先輩とともに一般診療ができるようになることを目標とする
- 習熟度を確認しながら、先輩と一緒に夜間救急に携わる
- 夜間診療に必要な電話対応や基本接客技術を習得する
2年目
- 「動物の状態」を把握し、入院のチームとして先輩の指導を受けながら自分が主体となって入院治療が出来るように医療知識や経験を深める
- 積極的に外来に出て総合的な診療を学ぶ。(チーム医療なので相談しながらの診察や、重い症例であれば先輩にバトンタッチすることも可能)
- 入院管理や外来を行いながらご家族様との対話の機会を増やし、カウンセリング力を高める
3年目
- 個人の強みや興味の方向を考慮しつつ、得意分野を伸ばす
- 入院管理に関しては、先輩獣医師とディスカッションしながら治療にあたる
- 自分の担当分野を持ち、積極的にその分野の研鑽を行う
- 3年目までに一般外科を安全に行うことができることを目標とする
当院での獣医師は、ご家族に寄り添う気持ちを大切にしています。「ご家族と動物に24時間いつでも安心・安全を提供すること」を目標にしており、病気の治療をするだけではなく、「健康に長く美しく」ご家族と過ごせるように、予防医療や健康診断にも力を入れています。さらには総合的な知識はもちろん必要ですが、病院全体の医療レベルの向上を行うため、興味のある専門分野の学術チームに所属し、セミナー補助を受けながら積極的に学んでいただくことができます。そのため、週休3日勤務しながら二次診療施設に研修に行ったり、海外セミナーに参加したり、学会発表などのサポートも行っております。
愛玩動物看護師の働き方
1年目
医療部門のスタッフの一員として、「想いを持って常に安心を提供する」という理念のもと、ご家族様や動物に安心・安全を提供する心を育てる
4月~7月
- 愛玩動物看護師業務として、動物に対して苦痛がなく安全な扱い方を先輩の見本や補助を受けながら徐々に学ぶ
- 検査全般(各血液検査、尿検査、便検査、その他の検査)の手技を学ぶ
- 当院の理念や行動指針に基づく全部門の流れを理解するため、愛玩動物看護師教育と並行して他部門の新人教育プログラムを学ぶ
7月~10月
- 入院動物の看護補助として、先輩が入院管理をしている動物の看護を一緒に学ぶ
- 救急救命ガイドラインに基づき、先輩と一緒に救急症例の補佐に入る
- 手術の準備や片付け、周術期管理について学ぶ
- 入社半年を目安にある程度の業務ができるように不安や苦手なところを復習する
12月~3月
- 愛玩動物看護師として一般的なことが一通り対応できるようになることを目標とする
- 習熟度を確認しながら、先輩と一緒に夜間看護に携わる
- 夜間診療に必要な電話対応や基本接客技術を習得する
2年目
- 「動物の状態」を把握し、先輩の指導を受けながら自分が主体となって入院看護が出来るように看護全般について知識を深める
- 病気に応じた食事や自宅での管理方法のアドバイスができるよう、一般的な知識(病気や予防)の基礎を学ぶ
- 入院管理しながらご家族様との対話の機会を増やし、カウンセリング力を高める
3年目
- 個人の強みや興味の方向を考慮しつつ、得意分野を伸ばす
- 入院管理では、獣医師とディスカッションしながら看護にあたることを目指す
- 自分の担当分野を持ち、積極的にその分野の研鑽を行う
- 自分の担当エリアを持ち、そのエリアの在庫管理や業務改善を促す
当院での愛玩動物看護師は、従来の「動物の保定や検査」のような獣医師のサポートに止まらず、自ら看護計画を立てご家族様とコミュニケーションをとりながら、「ご家族様と動物に24時間いつでも安心・安全を提供すること」を目標にしています。獣医師とディスカッションできる知識レベルを目指すため、興味のある専門分野の学術チームに所属し、セミナー補助を受けながら積極的に学んでいただくことができます。
国家資格化が実現すれば、より医療に深く携わることが可能です。現在は、法令順守しながら獣医師と連携し看護を行っています。
VHS(メディカルトリマー)の働き方
1年目
- ウェルネスサロンスタッフとして、「動物の健康と美しさ」を通じてご家族様に安心と喜びを提供する心を育てる
- トリミング業務の補助や基本の接客対応を学ぶ
- 当院の理念や行動指針に基づく全部門の流れを理解するため、トリミングと並行して他部門の新人教育プログラムを学ぶ
2年目
- 「動物の健康状態」を把握し、その子に適したフードや体重管理、被毛状態のアドバイスができるよう健康に関する一般的な知識(皮膚や栄養)の基礎を学ぶ
- ご家族様との対話の機会を増やし、健康を提供するためのカウンセリング力を高める
- シャンプーコースを一人で担当することを目指す
- サロンの電話対応や基本接客技術を習得する
3年目
- 個人の強みや興味の方向を面談しながら、ウェルネスの目線でより活躍できる業務内容を検討する
- トリミングコース(シャンプー・カット)を一人で担当することを目指す
- シニア動物や慢性疾患を持った動物の施術を安全に行えるよう、病気の知識やシニアケアに関する知識、
技術を習得する
メディカルトリマーの職種は、従来の「シャンプーカット」に止まらず、「美しく健康に」いられる喜びをご家族様に提供できる重要な立場であると考えています。当院では、トリミングに関する教育と同時に、動物に美しさと健康を提供するというマインドや意欲を重視し教育を行っていきます。ご家族様へのイベント開催やSNSなどコンテンツを通じた情報発信など、必ずしも経験年数によらない自由なアイディアや意欲により活躍できる場所をマネージャーと面談し検討していきます。
いつまでも健康で美しくいられることの喜びをご家族様と共有していきましょう。スタッフと飼い主様の笑顔の溢れるサロンでありますように。
VHS(メディカルコンシェルジュ)の働き方
1年目
グリーティングスタッフとして、「想いを持って常に安心を提供する」という理念のもと、ご家族様や動物に安心を提供する心を育てる。
4月~7月
- グリーティング業務の補助や基本の接客対応を学ぶ
- 当院の理念や行動指針に基づく全部門の流れを理解するため、受付教育と並行して他部門の新人教育プログラムを学ぶ
7月~10月
- 受付カウンターでの業務に加え電話対応や会計作成・保険の対応など基本業務を覚える
- 入社半年を目安にグリーティング業務の独り立ちを目指す。一人で業務ができるよう不安や苦手なところを復習する
10月~3月
- 受付、コンシェルジュとしての仕事が一通り対応できるようになることを目標とする
- ご家族対応やエンジェルケア・トリアージができることを目指す
2年目
- ご家族様との対話の機会を増やし、ご家族様と動物との目に見えないつながりを感じ取る感性を育む
- 動物の状態を把握。外来にきた動物のトリアージを行いつつ、獣医師や愛玩動物看護師と連携しながら外来のサポートを行う
- ご意見を含めた様々な受付対応を一人で担当できることを目指す
3年目
- メディカルコンシェルジュとして、動物の状態だけでなく、待合室で待つ飼い主様の気持ちに寄り添う行動ができるようになることを目指す
- 病院全体を見てサポートが必要そうな部分に気が付き動けるようになる
- また自分が動くだけでなく、必要に応じて周りに指示を出して円滑に仕事を進める
- 自分のスキルを活かした仕事の仕方を行い、得意分野を作る
メディカルコンシェルジュの職種は、従来の「受付・会計業務」に止まらず、当院の理念である「想いを持って常に安心を提供」する重要な立場であると考えています。そのため、受付・会計業務に関する教育だけでなく、接客業としてのホスピタリティ、ご家族様や動物に寄り添うマインドや意欲を重視し教育を行っていきます。
メンター制度で先輩社員がフォロー
当センターでは新入社員をサポートするため、メンター制度を設けています。
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