キャリア形成の階級制度
Carrier formation
わかりやすい評価設定
当院では、キャリアを高めるための制度設計を行っています。各キャリアの階級により、基本となる給与や休暇日数、各種手当が変動するのですが、それがすべてルール化・明文化されているため、一部のスタッフの感情だけで待遇が変わることはなく、公正な評価を受けることを可能にしています。
学術×マネジメントでキャリアを築く
当院には3つのキャリア階級があります。
1. 職能の階級
2. マネジメントの階級
3. 学術の階級
職能の階級ならびに学術の階級では、それぞれの職種のスキルや得意分野に応じた評価を行います。マネジメントの階級では、それぞれの職種における専門技術以外に、スタッフをマネジメントする能力、院内の業務改善の先導、情報発信活動における役職に応じた評価を行います。
職能の階級とマネジメントの階級の掛け合わせにより、学術・技術のスキルアップを行いながら、マネジメント能力のスキルアップに力を入れることも可能です。
職能の階級
獣医師 | 愛玩動物看護師 | メディカルトリマー メディカルコンシェルジュ |
---|---|---|
Docter | Veterinary Nurse | Professional |
pre Docter | pre Veterinary Nurse | pre Professional |
senior Resident | senior Veterinary Technician | senior Assistant |
Resident | Veterinary Technician | Assistant |
Intern | Trainee | Trainee |
各職能(獣医師、愛玩動物看護師、メディカルコンシェルジュ、メディカルトリマー)のスキルに応じた階級です。新入社員として入社した際、はじめはI(インターン)やTra(トレーニー)からスタートします。定期的に査定があり、各階級の基準を満たせば昇格します。職能の階級では主に基本給と長期休暇が変動します。なお、転職してこられる方の場合はその方の習熟度によりどの階級からスタートするかが変わってきます。
学術の階級
学術主任 |
学術リーダー |
学術メンバー |
年1回、獣医師だけでなく全スタッフで学術チームを編成します。「自分自身が今年一年どの分野を重点的に習得するか」の目標設定を行い、その分野においてセミナー補助を行っております。その分野に秀でたスタッフは「リーダー」に、さらに各種認定医を習得しその分野をけん引する「主任」といった階級を設けております。(現在、各種認定医を習得するための勉強中。)
マネジメントの階級
シニアマネージャー |
リーダー/主任 |
一般 |
メディカルセンター内で3つの担当チームに分かれて運用しています。3つのチームそれぞれにシニアマネジャーを配属し、マネジメントを行っています。チーム内にはさらに数人の1on1担当スタッフが在籍しています。このようにマネジメントの実績を積み、マネジャーとしての適性を持つスタッフは、学術とは別のキャリア形成を行うことが可能です。
女性の管理職登用(ジェンダー平等)
政府は「2030年までに指導的地位に女性が占める割合を30%にする」という目標を掲げていましたが、厚生労働省が発表している「雇用均等基本調査」によると、2018年の女性管理職の比率(企業規模30人以上)は課長相当職以上(役員を含む)で8.9%にとどまっています。
産休・育児休暇制度の整備を始め、女性管理職を育成する環境の整備を進めてきた当院での女性管理職の比率は62.5%(2019年度)です。今後とも、女性のキャリア形成の選択肢を増やすことで多様な働き方をサポートする職場づくりを目指しています。
なお、全女性管理職のうち、60%は子育てをしながら管理職を行っているママさんスタッフです。